2018年11月06日(火)より、リッラ・カッテン店内にある「OTOTOギャラリースペース」にて展示会『エルサ・ベスコフ絵本展』を開催します。
- お話会の開催について
- 18年11月16日(金)&21日(水)12時より
「エルサ・ベスコフ展」お話会の御案内(詳細)
※ 11月21日(水)の枠が増えました
日本でも数多くの作品が翻訳・出版されているエルサ・ベスコフの作品。エルサ・ベスコフは19世紀の終わりから20世紀の中頃まで精力的に作品を発表していた絵本作家でありイラストレーターです。スウェーデンの自然を舞台に妖精や子供たちの生活を描いた作品で人気を得ており、本国スウェーデンでも変わらない人気を維持しています。
しかし、エルサ・ベスコフのイラストに魅了される人々が多い印象を受ける一方、その人気の高さとは裏腹に彼女の作品について深く語られる機会が少ないようにも見受けられます。この展示会では、エルサ・ベスコフによる絵本作品をスウェーデン語の原書で展示すると同時に、彼女の生涯についても知っていただける機会になるはずです。
絵本展と銘打っていますが、絵本以外にもエルサ・ベスコフが携わった作品がたくさんあります。日本でほとんど知られていないエルサ・ベスコフの魅力に触れてください。
- 展示内容をまとめた図録の販売を予定(限定50部ほどの予定)
- パネルによるエルサ・ベスコフの生い立ちの紹介
- 日本語に翻訳されたエルサ・ベスコフ作品と原書との比較
- エルサ・ベスコフによる絵本作品の展示(一部は手に取っていただける状態で展示)
- エルサ・ベスコフが携わったグリーティングカードの展示
- 「エルサ・ベスコフ展」の展示内容に則したお話会の開催(詳細)
エルサ・ベスコフの生きた時代はいまのようなデジタル技術もありませんし、印刷技術も今とは大きく違っていたはずです。つまり、すべてのプロダクトに人間の手が入っていた時代。
機械化が進んだ時代以前、その頃につくられた本から感じられる”体温”はまったく違うものです。紙のザラザラ感、経年による劣化、インクの質感など。生産効率という意味では合理化しきれていないけれども、すべてが合理化されてしまった現代には絶対に生み出すことのできない空気を纏っている気がします。
電子書籍の普及が進みつつある世の中ですが、手に取れる紙の本の価値を再認識していただける場にもなれたらいいなと思います。
開催予定期間 | 2018年11月06日(火)~12月15日(土) ※ 開催日および開催時間はリッラ・カッテン営業日に基づきます |
---|---|
入場料・観覧料 | 無料 |
展示に関するお話会について
この展示会の内容に関連したお話会を開催します。展示会では各作品に対する簡単な説明をパネルにしてご用意しますが、より深くこの展示を楽しんでいただけるような四方山話をお伝えします。
展示の準備をするにあたって調査したことのなかには、展示スペースの都合上省略したものや、骨格が複雑すぎて省略したエピソードなどがあります。場に集まってくださった方々の興味に合わせて、脱線を交えつつ、更に深い逸話を披露できる機会となります。
また、普段は手に取れない状態で陳列している展示物に触れていただく予定です。
- お話会のお申込みページ
- 2018年11月16日(金)&21日(水)『エルサ・ベスコフ絵本展』お話会
お願いとご注意
- 未就学児のお子様は展示物への接触をご遠慮ください
- 本は手に取ってご覧いただけるようにする予定ですが、入手が困難な貴重な本を展示しています。一部の本は古く壊れやすいものとなっているため、扱いに注意が必要なものもございます。よって、誠に勝手ながら未就学児のお子様が展示されている本に触れることはご遠慮下さいますようご協力をお願いいたします。
- イートインスペースへの持ち込みは禁止です
- 意図せず本が汚れる可能性があるため、原則としてイートインスペースへの持ち込みは禁止とさせていただきます。
- 本の内部の撮影はご遠慮ください
- 本の表紙の撮影は可能ですが、本の内部の撮影はご遠慮ください。