
2016年07月25日(日)に世田谷区深沢の北欧食器店フクヤさんにて開催された「フクヤ10周年 北欧蚤の市」までの寄り道を紹介する「九品仏」レポートです。
九品仏からだって行けるフクヤさん
いろいろな雑誌で北欧食器の撮影協力をされてらっしゃるので、北欧食器ファンの間では有名であろう北欧ビンテージ食器・雑貨通販のお店「フクヤ」さん。その開店10周年を記念して催されたイベントに行ってみることにしました。
その名も「フクヤ10周年 北欧蚤の市」。
普段はネットショップを中心に販売をされていますが実店舗もありまして、月に何度か定期的にお店をオープンされています。フクヤさんのお店へ実際に行ったことがなかったのと、Twitterでフクヤさんから「来てみてはいかがですか?」とお誘いをいただいたのでこの機会を逃す機会はないだろうということで。
さて、フクヤさんのホームページのアクセスページにはこのように書かれています。
自由が丘駅あるいは都立大学駅から歩いて20分ほどです。また駒澤大学駅から駒沢公園を抜けると25分くらいで到着します。緑の美しい季節は、散歩がてらにいかがでしょうか。
「自由が丘」もしくは「都立大学」が案内されているのですが、自分のアタマに浮かんだのは「九品仏」。かつて住んでいた街にもついでに足を運んでみることにしました。そこで、フクヤさんへ向かう前に寄り道した「九品仏」をすこし紹介してみたいと思います。ちゃんと計らなかったけれども、徒歩30分以内ではお店に着けると思います。
何度もフクヤさんに足を運んでいるけれども、ちょっと変わったルートを歩いてみたいというフクヤ常連さんにお送りする記事です。ただし、完全に非公式ですのでフクヤさんには「九品仏からどうやって行くんですか?」とか問い合わせないでくださいね。
読めない&知らない「九品仏」
さて、そもそも九品仏という駅はご存知でしょうか。読み方は「くほんぶつ」ですが、知らないと読めませんね。
知名度の高い自由が丘から大井町線で1駅ですが、それほど多くの方はご存じないかと思います。しかし、大井町線が開通する以前は現在の自由が丘駅が九品仏駅と名乗っていたこともあり、それだけ由緒正しい重要度の高いお寺のある駅だったりします。

自由が丘から九品仏まで線路沿いを歩く
実は自分はむかし九品仏に住んでいました。その懐かしみも兼ねて、自由が丘に行くと九品仏までついつい歩いていってしまうのです。よくこの線路沿いを歩いて自由が丘との往復をしていたな、とか。
自由が丘から電車に乗れば1分、線路沿いを歩けば7分といったところでしょうか。
ちなみに九品仏駅はちょっと特殊で、ホームが短いため等々力方面に向かう電車であれば先頭車両のドアは開きません。大井町方面に向かう電車であれば最後尾車両のドアが開きません。
「九品仏」が収められている浄真寺
九品仏という駅の名前にはきちんとわけがあります。駅からスグのところにある浄真寺の中に、立派な大仏が9体納められているのです。
フクヤさんへの第3のアクセス駅に挙げる理由はここにあります。このお寺にぜひ立ち寄っていただきたい。というか、これ以外は九品仏からフクヤさんに向かう理由があまりありませんから。

駅からスグの参道
駅から通りを挟んでスグのところから参道が始まります。立派な石の看板(?)があるので、わかりやすいです。
以下、特に気の利いたコメントも書けないので、道中しばらくは何枚かの写真と一緒に初夏の浄真寺の散歩の様子をお楽しみくださいませ。




「九品仏」の由来となっている仏像群
さて、境内の奥には芝生と木々に囲まれた空間が広がっています。その空間の奥に佇む3軒のお堂。真ん中が「上品堂」、右から「中品堂」、左が「下品堂」となっていて、それぞれのお堂の中に3体ずつの仏像が納められています。

3つのお堂に対面している「本堂」

3軒ならぶお堂のまん中「上品堂」

改修期間のため?上品堂はオープンで見やすい

参拝客の方と比べると結構大きい仏像

「上品堂」以外はガラス戸越しに仏像を覗きます

それほど観光客も多くなくて快適な境内
自然が豊かな寺社仏閣は東京に多いとは思いますが、このような大きな仏像が9体も置かれている特徴的なお寺はなかなかないと思います。秋には紅葉も見られますし、季節によって異なる表情を見せてくれるのも魅力的なお寺です。
おみくじの結果は
浄真寺のいいところは庭だけではありません。なんと、浄真寺のおみくじは1回50円という破格の安さ。これは引くしかない。
おみくじを引く前から何をひくかは知っています。もう大学時代あたりから体感では90%くらいの確率でアレを引いてしまうのです。

やっぱりね
人生で多分3度目の九品仏おみくじ。その結果は「大吉」。やっぱりやっぱり。寺社仏閣のみなさま、本当に大吉以外入ってますか?その運をもっと他のシーンで発揮していただきたいと思うのです。
Lilla Kattenをオープンさせるべく動いている人間のひとりとして気になる「商売(あきない)」は『利あり 売るによし』ということで、よかったよかった。
「失物(うせもの)」は『出ず』と断言されていますが、何か失くしたかな。
世田谷区産の野菜を購入

インゲンを買いました
浄真寺もひととおり見たところで、いよいよフクヤさんに向かいます。スマホの地図を見ながらできるだけ最短距離を進みますが、終始ひたすら住宅街を歩き続けます。
その途中で見つけた都会のオアシス野菜直売所。世田谷区でも野菜作っている方がいるのですね。ふらりと住宅街を歩いていくなかで思いがけない発見でした。
とりあえず何か買いたかったので、カバンの中にいれてもいちばん大丈夫そうなインゲンを買ってみました。トマトとかを買ってカバンの中で勝手にジュースに進化されても困りますから。
フクヤさんに到着

初めてフクヤさんに来ました
世田谷の住宅街のど真ん中を歩くこと30分ほどでしょうか。九品仏からみごとに真っすぐ北にあるフクヤさんに着きました!さすがに道はまっすぐではありませんが、1~2回ほど曲がるだけで九品仏から来ることができますね。
お店に着くと、お店の中は多くの人であふれていました。各駅からそれほどアクセスがいいとは言えない立地でありながら、さすが人気のお店です。原宿とか渋谷とかわかりやすい流行発信地にあるお店よりも、ちょっと頑張らなくちゃ来ることができない店っていいと思います。

主に雑誌を購入しました
自分が購入したのは雑誌をはじめとした紙ナプキンなど。イベント開始から1時間以上たって訪れたのでもしかすると目ぼしい物が売り切れているかなと思っていたのですが、さすがにスウェーデン語の雑誌を買うお客さんがまだいらっしゃらなかったようでラッキー。
だって、大吉を引き当てた人間ですから。ラッキー、クッキー、八代亜紀。
ということで、改めてフクヤさんのホームページはこちらから。おじゃましました。
http://www.fuku-ya.jp/
mvh ビョルネン・ソベル