スウェーデン語絵本の100冊読書メモ@034冊目:Johans jul

多くのスウェーデン語絵本を扱うリッラ・カッテンが、自分たちで実際に読んだスウェーデン語絵本を紹介します。目標はとりあえず100冊です。お店では扱わない作品、または絶版の作品もあるために入手が難しい絵本も含みますがご容赦ください。

1947年発表

Johans julヨーアンのクリスマス

文章のお手伝い:Eva hon Zweigbergk
絵の提供:Birger Lundquist

彩り豊かにスウェーデンのクリスマスから新年までの様子を描いた絵本、「Johans jul(読み:ヨーアンス・ユール)」。

クリスマスまで何日かをカウントするためのアドベントカレンダーから始まり、スウェーデンの新年を象徴する花火で幕を閉じる。そんな冬のスウェーデン文化の様子が美しくコミカルな水彩画で表されています。もちろん、クリスマスまでの間に行なわれるルシアの様子も描かれていたり、家庭でジンジャークッキーを焼く様子が描かれていたり、ある意味スウェーデン文化を学ぶのに最適な絵本かも知れません。

絵本の裏表紙に書かれているスウェーデン語を読んでみると、こんなことが書いてあります。

「Johans jul」は、ヨーハン自身によって語られているおはなしです。エーヴァが彼の文章を書くことを手伝い、ビルイェルがそれに絵をつけました。

この絵本はあくまでヨーアン本人の視点によって描かれた作品であることが強調されています。表紙にも彼らの名前がクレジットされていますが、そちらにも直接彼らの作品だという表現にはなっていません。そのこだわりはちょっとユニーク。

ビョルネン・ソベル

リッラ・カッテンの絵本、雑貨、あと雑用を担当。本を読むことよりも、大量に並んだ背表紙や古い本の雰囲気が好き。つまり、あんまり本は読みません。葛飾出身の日本人。インスタグラムは「@lillakattenpaper

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