スウェーデン洋菓子店のブログのようなものですが、スウェーデンがまったく関係ない話題ばかり。
「御魚ギャラリー」展示内容
- 19年04月09日(火)~19年05月31日(金)
『スウェーデンの学校の国語教科書展』
店内イベント
【満席】 19年04月26日(金)/27日(土)12時~
スウェーデン伝統スクエアケーキ2種
店外イベント
2019年05月11日(土)/12日(日)
東京都品川区 大井競馬場「第15回 東京蚤の市」
手紙社さんによる告知ページ2019年6月15日(土)/16日(日)
北海道札幌市 札幌競馬場「第1回 札幌蚤の市」
手紙社さんによる告知ページ2019年06月29日(土)
朝日カルチャーセンター横浜教室「講座:スウェーデンの夏至祭」
朝日カルチャーセンターさんによる告知ページ
スウェーデン語教室
ネイティブによる「スウェーデン語講座」不定期開催 11時30分~13時
※ 開催日についてはお問い合わせくださいリッラ・カッテン店長による「スウェーデン語講座」
入門者向け「スウェーデン語講座(ガイダンス)」のご案内
- 今後のガイダンス開催予定日(いずれも16時~17時)
- 【04月】20日(土)/25日(木)
- 【05月】18日(土)/23日(木)
今日の時間泥棒
「
全体的なバランスを見るため、自宅のごくごく普通なプリンターで印刷し、それをハサミで切って、ハガキホルダーに入れています。ハガキホルダーなんて、昨日100円ショップで買ってきたものですが、こうして並べてみると姐さんの作品の素晴らしさが際立ちます。
基本的には各イラストに添えられているスウェーデン語の植物名と詩を表面に併記しています。しかし、予算や自分たちのスウェーデン語力の点から、潔く日本語訳はつけないことにしました。「なんて書いてあるのかモヤモヤする」という声もあるでしょうが、そのフラストレーションが「この詩を読めるようになるためにスウェーデン語を勉強しよう」という意思を喚起する可能性もあると思いますし。
この作品は今から120年以上前にあたる1892年に発表されて以来、版を重ねるうちに、少しずつ内容も変わっているようで。その間に当然ながら印刷技術も刷新されてきました。その影響もあって、出版年によって印刷の具合が違ってきてしまうのです。
いま所持しているのは左の1934年版と、1968年版。最初に持っていたのは1968年版だったのですが、ポストカード化するにあたってより古い年代に印刷された1934年も取り寄せてみて、印刷の具合のいい方をベースに印刷データ化することにしたのです。
こちらが1968年に印刷されたもの。発表された当初の印刷技術は異なるでしょうが、オッティリア・アーデルボリらしい緻密な線が再現できています。色の濃淡というか、画材によるテクスチャも感じられるので、ほぼ言うことナシの印刷クオリティだと考えました。
でも、年代が古い方がさらにオッティリア・アーデルボリの時代らしい印刷を反映させている可能性があるので、入手が可能なもので一番年代の古かった1934年印刷も取り寄せました。
なんか、1934年版は全体的にダークサイドに堕ちてる。
クリスマスシーズンに発行される読み物として、廉価版の扱いで発行されたからかもしれませんが、おそらくオッティリアの作品を誰か別のヒトがトレースしたりしたものを印刷したんじゃないかという予想。
というわけで。1968年に印刷された絵本のイラストを基に制作を続けています。しかし、先述したように出版された時代に合わせて内容もチョコチョコと変化が加えられているという情報も目にしたので、なかなか奥が深い。
じつはラッキーなことに1800年代に出版された「
商品画像も新しい装丁だったので「1968年と1934年印刷の本は持っているのですが、それより古いものであれば買いたいと思っています。ほかの写真を見ることはできませんか?」というメッセージを送ってみたところ「失礼。掲載していた画像が間違っていました。およそ125年前の本ですよ」とのこと。まあ、スウェーデンの古本屋さんのサイトに掲載されている情報なんてそんなもんです。きっとパソコンのキーボードだって人差し指だけで打っているにちがいない(偏見)。
そんなこと書いている自分が、じつは人差し指だけでキーボードを打ちながら毎日この泥棒を更新していたりする…かもしれないですし。フォローになってないか。
5月の東京蚤の市に間に合うのであれば、その本の情報も参考にした上で印刷屋さんに入稿したいです。