18年11月06日(火)あめ。今日一日、お店であったあんなことやこんなことだったり、思ったことなどを綴ります。
「御魚ギャラリー」展示内容
- 18年11月06日(火)~12月15日(土)
『エルサ・ベスコフ絵本展』 - 18年11月16日(金)/11月21日(水)
『エルサ・ベスコフ絵本展』お話会
店内イベント
スウェーデン洋菓子教室
2018年11月30日(金)/12月05日(水)「ジンジャークッキーハウスづくり」
【残席状況】11月30日(金):残席2/12月05日(水):満席リッラ・カッテンの「スウェーデン語講座」
入門者向け「スウェーデン語講座(ガイダンス)」のご案内
- 今後のガイダンス開催予定日(いずれも16時~17時)
- 【11月】15日(木)/17日(土)/29日(木)
- 【12月】01日(土)/08日(土)/13日(木)
店外イベント
18年11月10日(土)/11日(日)
「第14回 東京蚤の市(東京北欧市エリア)」
東京都調布市 東京オーヴァル京王閣 にて18年11月23日(金)/24日(土)
「かわさきパンマルシェ 2018」
神奈川県川崎市 川崎競馬場 にて18年12月15日(土)
「スウェーデンの食と文化 ― ルシア祭とルッセカット」
朝日カルチャーセンター横浜教室 にて
今日のリッラ・カッテン
今日から(一応)エルサ・ベスコフ絵本展がスタートしました。とはいえ相変わらずの準備不足で、開催初日となる今朝まで展示内容をいじってましたけど。
そして、今回「パネルの文字が小さい」という点はご容赦を。図録と同じ内容なので、文字を大きめに印刷してある図録を1部、見本誌として置いておいたので、そちらを手に取って読んでくださる方が目に優しいかと。もしくは虫眼鏡持参で。
絵本展を名乗っているので、なかには過剰な期待してくださっている方もいるかもしれませんが、素人っぽさは否めないので、ぜひ期待の標高は低めで。富士山(3776m)ではなく天保山(4.5m)でお願いします。
とはいえ、日本でここまでエルサ・ベスコフの情報がまとまって公開された機会はかつてそれほど多くなかったと思うので、その点は自負できます。
本当は時間の都合で今回は割愛しようと思っていた独自翻訳文の展示ですが、今週やるハズだったホームページ関連の仕事が来週にズレたので時間ができたので、エルサ・ベスコフ作品のなかでいくつか残っている日本語未翻訳作品のなかから「ABC-resan(ABCの旅)」を翻訳して展示することにしました。
この翻訳文は、9日(木)から展示できるかと思います。
決してプロの翻訳家ではないので、ふんわりとした翻訳に留まっているかもしれませんけど、日本語になっていないエルサ・ベスコフ作品に触れてもらうことで喜んでくださる方もいるのかなと思いまして。
自分が翻訳したものを、店長にもチェックしてもらって可能な限り誤訳がないように努めています。もし誤訳があっても和田アキ子、笑って許して(・ω<) テヘペロ
ちなみに「ABC-resan(ABCの旅)」は”ABC本”のひとつ。自分のなかで”ABC本”というジャンルで呼んでいるだけですが、それは以下のような文章で構成された絵本のことです(このジャンルに対する一般的な名称があれば教えていただきたい)。
- Apelsiner två fick Anna med till matsäck av tant Nanna.
- Bo bananer fick av Far. Nu de ut i världen drar för att lära ABC Annas docka följer me’.
- Cyklar har de båda två. Bo, han ropar: “heja på! Först så tar vi oss ett bad!” “Ja!” skrek lilla Anna glad.
各パートの文章の頭文字が「A」「B」「C」…と並んでいくルールで綴られた物語を擁した絵本。スウェーデン語絵本には、この手の絵本がかなり多いのですが、諸外国においても多いのでしょうか。
よく考えれば理解していただけると思いますが、ABC本は翻訳した時点でABC本ではなくなるわけです。上記の文章でいえば、「
だから「ABC-resan(ABCの旅)」は日本語へ翻訳出版される可能性が極めて低いことから、遊びゴコロとして「じゃあ敢えてそれ翻訳しよう」という選択に至りました。
もう一つの翻訳する候補として「
写真のピクシー版はリバイバル版のようなものですが、オリジナルは印刷部数も少なかったようで希少なようです。
今回の絵本展ではサイズが小さくて管理が難しいためにこの作品は展示しない予定ですが、お話会ではエルサ・ベスコフ最後の作品として少し紹介しようかなと思います(未完成のまま出版されたような形跡が見られるところが興味深い作品です)。
※ スウェーデン語絵本の登録の復旧は…もうすぐ出来上がるかも