あなぐら@コーヒーの淹れ方の先生

子供が本格的に体調を崩してしまい本日は保育園をお休み。そこで店長は開店前に商品を用意し、自分は一人で店番をすることになりました。

コーヒーの淹れ方の先生はお客さん

「んー、今日は天気も悪いしお客さんも少ないですね」

そんなハナシをしていたせいか、向かいのデイサービスセンターで送迎を担当してらっしゃるお客さんがケーキを買いに来てくれました。当店が工事中の時から顔を合わせると気さくに声を掛けてくれて、いつも応援してくださるお客さんです。

いや、もう「お客さん」というよりも、当店にとっては「よきアドバイザー」のような存在といっても過言ではないくらい。もしかすると今後もブログに登場していただくこともあるかもしれないですし、イニシャルでお呼びするのもなんだか失礼なので、便宜的にここでは「おとうさん」と呼ばせていただきましょう。(明日、お会いした時に事後報告を…)

しかし、今日は店長が不在のためコーヒーでのおもてなしができないことをお伝えすると、

「淹れてみればいいじゃない」
「じゃあ、教えてもらっていいですか?」

という流れで、おとうさんにコーヒーの淹れ方を教えていただくことに。

店長が配置したのでどこに置いてあるのかも把握できていないドリッパーやフィルターなどを二人で探しだし、コーヒーを淹れるのに必要な道具をとりあえず揃えることができました。

そしていよいよ自分にとって初めて他人に飲んでもらうためのコーヒーを淹れてみることに。自分のためにも淹れたことはありませんけどね。レクチャーしてもらいながら、おとうさんのコーヒーを自分がハンドドリップで淹れてみます。

コーヒー豆を蒸らすため、まずは下に滴らないくらいのお湯を挽いたコーヒー豆に染み込ませる。その間、およそ30秒。蒸らし終わったら、できるだけケトルから細くお湯が出るように調整しながら、コーヒー豆の中央らへんを「の」を描くように回して淹れる、と。

ののののの。

これでおとうさんコーヒーが完成。

全然そんな気はなかったけれども、淹れ方のキホンがわかったところで復習も兼ねて今度は自分のコーヒーも淹れてみることに。

せっかくなので撮影用に使用した神武寺ロールを冷蔵庫から取り出してきて、おとうさんとシェアすることに。その申し出を喜んでくださってよかった。お店のなかは次第にくつろぎモードへ。

普段は試食として食べているケーキ類も、こうやってコーヒーと一緒に楽しむとまったく別物に感じられます。シナモンロールもレンジで少し温めて食べちゃえばよかったな。いつもは立ちながら食べてるから、やっぱり落ち着いてテーブルに座って食べたい。

そんなこんなをしていたら、相談家具屋さんの初代店長である黒田さんが顔を出してくれました。黒田さんはプリンセスケーキをご注文。

黒田さんは今日を最後に関東から引っ越されるのですが、カッテンのオープン前から試食をしてくれたり塗装職人として換気ダクトや黒板などを塗ってくれたり、当店にとってありがたい存在でした。リッラ・カッテンの「マグネ部(まだ秘密)」という形で今後もやり取りはあるかと思いますが、とりあえず10月にまた関東にいらっしゃるときまではお別れです。

そして初耳だったのですが、なんと黒田さんはスタバで働いていた経験があったとのこと。自分でコーヒーを淹れますよ、とのことでケトルを黒田さんに託します。

順調にコーヒーを注ぐ黒田さん。順調に注ぎすぎて、コップの水位が危ないことになっていることに気がつかないというオチをありがとうございました。

コーヒーを飲むと「コレ、おいしい…」と、はなまるマーケットの「おめざ」の薬丸さんを髣髴とさせるセリフ。それはきっと東逗子のきりぎりすさんの豆のおかげです。…と、きりぎりすさんには開店祝いのお花をいただいた御礼にささやかな宣伝を。

mvh ビョルネン・ソベル

リッラ・カッテンの絵本、雑貨、あと雑用を担当。本を読むことよりも、大量に並んだ背表紙や古い本の雰囲気が好き。つまり、あんまり本は読みません。葛飾出身の日本人。インスタグラムは「@lillakattenpaper

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