開店準備ブログ(ビョルネン編)@プレオープンを目指してお店が(ほぼ)完成

スウェーデン語の絵本屋であるLilla Bokhandelnはネットショップ。突然ですが、実店舗をひらくことにしました。

16年8月27日(土)の本番オープンを前に、24日(水)にお世話になっている方々を中心に招待をしてプレオープンを実施させていただきました。

今回は時間を少し戻して、プレオープン実施2日前の様子から書いてみたいと思います。

プレオープンまで、あと2日

プレオープン2日前にあたる22日。すでに記憶が微かになりつつありますが、そういえばこの日は台風が関東にやってきた日。吹き荒ぶ風に横殴りの雨。そんな悪天候の中でもビョルネンさんと店長は開店準備を進めるべくお店に赴かなくてはなりませんでした。

なぜなら、床の塗装が終わっていない、壁に取り付けられるべき棚ができていない、椅子や机の配置もできていない。写真手前に見えているのはレジが置かれるハズのカウンターで、完全にあさっての方向を向いています。2日後にプレオープンと冠してお客さんをお招きしようとしている空間とは思えない雑然さ。この空間を2日後にはステキなスウェーデン洋菓子店にしてあげましょうというのですから。

大丈夫、まだプレオープンまで48時間もあるじゃないか。このページを数行ほど読み進めれば、それはもうステキな状態になっているハズです。

プレオープン前日

奈良に工房を構えるKusafuneさんに制作していただいた「トロ、サバ、アジ」の猫3兄弟の一輪挿し。この日、満を持して彼らを窓際に置いてみたところ、駅前を往来する多くの方の目線を釘付けにしていました。

そんな光景を横目に急ピッチで作業を続けます。

棚を設置し、

床を塗り、

時刻も深まり、

ほら、できた。

ほかにも相談家具屋さんが夜にも関わらず本店からベンチを搬入してくださったり、色々な方々の協力をいただいてなんとか完成(?)に漕ぎつけた次第なので、こんなまとめ方するのも申し訳ないですけどね。

まるで自堕落な小学生の夏休みの宿題のような終わらせ方ではありますが、これでなんとかプレオープン日へつながるカタチへすることができました。

意外なことに金沢八景までの終電が24時過ぎまである神武寺駅。とりあえず一度帰宅します。

このプレオープン前日の午後、相談家具屋さんのJOEさんが付きっきりで作業をしてくださったり、夜にはベンチを搬入してくださったりと、一騎当千の大活躍。着工時点から現場での作業や管理を行ってくれたJOEさん。彼なしで当店をつくり上げることはできませんでした。

そして、これで店舗設営に必要そうなひととおりの造作も終わりました。夏休みの宿題を終えたということは、夏休みも終わりなのです。JOEさんに限らず、毎日のように相談家具屋さんの誰かが店の出来具合の進捗具合を覗きに来てくれる日々はなんだか特別で、まるで合宿のような楽しい気分にさせてくれました。そんな日々が終わってしまうことが少し悲しくもあります。

…とか、本気のセンチメンタルを感じられるような人間になりたいですね。でも特別な日々ではありましたし、これから自分たちにとって違う形での特別な日々が始まります。気がつけばやがてそれが日常になっていくのでしょうけれども。

それから、大工仕事全般を快く引き受けてくださったBINXさんにも大きな謝意を。

いよいよプレオープンの日を迎えます(写真あんまり撮らなかったけれど…)が、その様子はまた次回。

追記:多くの職人さんが楽しんで作ってくれたお店

と、本当はここら辺で一旦締めようと思っていたのですが、BINXさんの名前をちょっと出したところで少しだけ追記。

これについてはまた別の機会にまとめたいと思いますが、今回施工に掛けられる予算はかなり少額でした。施工を引き受けてくださった各社にとって、きっと仕事としては赤字仕事になってしまったと思うんです。

それでも「この現場は楽しい」とクチにしながら作業をしてくださる職人さんたちがちょっと不思議でした。大工さんが「いやー、この現場は楽しい」と言っていたので、「ここのどこが他の現場と違うんですか?」とか聞いてみたり。

まあ、ここで書きすぎてしまうと次に書くことがなくなってしまうので、また改めて。

mvh ビョルネン・ソベル

リッラ・カッテンの絵本、雑貨、あと雑用を担当。本を読むことよりも、大量に並んだ背表紙や古い本の雰囲気が好き。つまり、あんまり本は読みません。葛飾出身の日本人。インスタグラムは「@lillakattenpaper

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