開店準備ブログ(店長編)@お店っぽくなってきた!

スウェーデン語の絵本屋であるLilla Bokhandelnはネットショップ。実店舗準備における店長の体験記を少しだけ。

店舗のある最寄り駅、神武寺ではセミの声がミンミンミン。。。

都心では、もしかしたらセミの声はちょっとしか聞こえないかもしれませんが、木…というか森のある神武寺では常にミンミンという声が響いています。梅雨はまだ明けていないって本当でしょうか。

配線、配管できました!

ここ二週間ほどの工事で、ぐんと店舗らしくなってきた内装。

スケルトンの状態から店舗を立ち上げるのはもちろん初めてですが、いくつもの店舗現場を経験している大工さんと、いつもお世話になっている、とても頼りになる神武寺の相談家具屋さんにおんぶに抱っこ状態で順調に進んでおります。

まずは電気の配線、そしてガスと水道、特に排水の配管工事。それぞれ専門の業者の方に来ていただき、製造室の配管工事をしていただきました。

3日間でこの通り。

排水の配管

02_gas

ガスの配管

排水を壁から外に出すため、製造室の床を上げなければならない今回の工事。予定では25cmほど床上げになります。

まるで鉄腕DASHの水路のように(わからない方はすみません)、少しずつ壁に向かって低く配管が設置されているんだそうな。

電気の配線も、「ココに電話線を引っ張っておきましたから。」と。

「おぉ、そんなこと考えてなかったけどありがたいです!」

大工さん、相談家具屋さん、ガス、水道、電気の業者の方それぞれが、自分たちでは考えが及ばないところまで考えて仕事をして下さっています。

その職人の仕事に、なんて「生きた仕事」なのだろう、と、日々感心と感謝の連続です。

と同時に、自分も分野は違えど、誰かの役に立つ「生きた仕事」をせねば、と背筋が伸びる気持ちです。

製造室の壁できました!

菓子製造業の許可を取るには、壁等で仕切られた空間が必要になります。

その製造室の中に、製造に関わる什器をすべて収めなければならないわけです。スケルトンの店舗に製造室を作る、となると、壁から作ることになります。

結構あっという間にできてしまったのですが、アルミのフレームにボードをはめ込んでいくという形で製造室の壁が完成!配管工事が終了した床も無事に上がりました。

フレームだけの状態

フレームにボードをはめこんで1つの部屋に!

壁塗ってます!

ここまで完全に職人さんの力ですべてやっていただき、自分たちは感心して見ているだけでしたが、やっと少し役に立つ場面がやってきました。

…というよりかは経費削減のため、できることは自分たちでやろうということで、壁塗りが始まりました。

「うま~くヌレール」というなんともわかりやすい名前の塗料とコテを買い、製造室の内側を塗っていきます。

うわさの「うま~くヌレール」

塗り方や手順などは相談家具屋の現場監督さんに教えていただきながら(結局頼りにしている)、まずはビス(ボードを固定しているネジ)の穴と継ぎ目にヌリヌリ。

マスキングテープで天井やフレームを汚さないようにテーピングして、壁をヌリヌリ。

ありがたいことに手伝い人気NO.1の壁塗作業

結構楽しんでやっていますが、思いのほか塗料を大量に消費するので、あわてて追加注文しました。壁はまだまだあるので、まだまだこの作業は続きます。

出来ばえは、そりゃあもうド素人ですけれども、いいのです。デコボコでも。それも味ですよ、そうそう。

ファサードできました!

ファサードとは、入り口のことです。

正確には出来上がってはないのですが、大枠はできました!これでぐんと店舗っぽくなりました!

! ← ばかり使ってますが、ファサードができたことで、テンションが上がっています!ここに扉が付いて、ガラスが入って…と、妄想は広がります。

大工さんのこだわりにより実現しました

当初、貧乏すぎて予算が無い自分たちは「既存の入り口を残して利用しよう」と思っていて、こんな立派なファサードはあきらめていました。

そこへ粋な大工さんが、やった方が絶対良いよー!といろいろ後押ししてくださり、結果、やってよかったと思える入り口になってきました。

本当に頭が下がります。ここに色をつけます。

ちなみにこちらが従来のファサードでした。自分たちがこの物件を借りる2件前が薬局だったらしく、そのときに設置されたもののようです。

おそらく薬局だったころの名残の白いフレームだったファサード

こんな感じで着々と工事は進んでいます。

こんな感じで着々と工事は進んでいます。

駅前のため、人通りがあるので、道行く人に「ここは何になるの?」と質問されています。

「お菓子屋さんです」と、丁寧にイケメン現場監督に答えていただいています。いつもありがとうございます。

地元の人にも愛されるお店になるように、がんばらねば!!とまたまた背筋が伸びます。ピン!

店長

リッラ・カッテンの絵本、雑貨、あと雑用を担当。本を読むことよりも、大量に並んだ背表紙や古い本の雰囲気が好き。つまり、あんまり本は読みません。葛飾出身の日本人。インスタグラムは「@lillakattenpaper

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