あなぐら@時間の偏食思考

無駄な時間というものは本当に無駄だったのか。自分はそうは思わないのです。

電車に乗っている時間が退屈であればスマホを取り出して好きな情報にアクセスできます。ラジオも、ネットが繋がればRadiko(ラジコ)というサービスにより1週間以内であれば好きな時間に好きな番組を聴けるようになりました。「タイムフリー」という機能です。テレビもきっとそのうちラジオのように「タイムフリー」が実現することでしょう。好きな番組を好きな時間に観ることができるようになるのではないでしょうか。

さて、この状況を毎日の食事に例えてみるとどうなるでしょうか。自分が好きなメニューばかりで食事を構成することが可能になってしまったわけです。

自分の場合、ラジオで午後10時から放送されていた時事番組の時間に、タイムフリー機能を利用して昼間の番組を聴くようになってしまいました。それまで「健康にいいから野菜を食べなさい!」と無理やりクチに押し込まれていた野菜がなくなってしまったのです。ひたすら肉のみを選択できる食卓を前にして、自分の人生の健康はどうなってしまうのか。

アスパラ時間、つまり自分にとって”マズイ時間”というのも人生に必要な気がするのですけどね。

mvh ビョルネン・ソベル

リッラ・カッテンの絵本、雑貨、あと雑用を担当。本を読むことよりも、大量に並んだ背表紙や古い本の雰囲気が好き。つまり、あんまり本は読みません。葛飾出身の日本人。インスタグラムは「@lillakattenpaper

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