ビョルネンは時間泥棒@19年06月22日(土)

スウェーデン洋菓子店のブログのようなものですが、スウェーデンがまったく関係ない話題ばかり。

「御魚ギャラリー」展示内容

  • 19年06月11日(火)~19年08月02日(金)
    『インゲル&ラッセ・サンドベリ夫婦作家の絵本展』

店内イベント

店外イベント

スウェーデン語教室

今後のガイダンス開催予定日(いずれも16時~17時)
  • 【06月】27日(木)
  • 【07月】06日(土)/11日(木)/20日(木)/25日(土)

今日の時間泥棒


北海道ネタもこれでラストかな。

今回の札幌滞在のなかで、ぜひ行こうと考えていたラーメン屋がありました。「すみれ」というラーメン屋さんで、ここのラーメンはセブンイレブンでカップ麺にもなっています。一時期セブンイレブンに足を踏み入れれば、すみれのカップ麺を持って店を出られずにはいられないほどハマっていました。

そのカップ麺の存在によってこの店を知ったのですが、実際にこのすみれラーメンの本店を訪れてみると、ビックリするような場所に店が構えられているわけです(支店は現在、横浜を含めて札幌中心地にもあります)。特に目立った看板もなく、住宅街のなかにいきなりラーメン屋。しかも、出で立ちからは一見するとラーメン屋とわからないような外観で。

じつは以前に札幌を訪れた際にもこのラーメン屋には来ていたので大きく心配はしていませんでしたが、クルマのナビに誘導されているハズなのに「本当にこの先にラーメン屋なんてあるんだろうか」とすこし不安になったくらい。そんな場所にあっても、用意されている駐車場はいっぱいだったり、徒歩でラーメン屋に向かう一家の姿が見られたり、地元の方にはお馴染みの店であることが伺い知れました。ウチが到着した時点で満席だったし。

最寄りの駅からは歩いて15分くらいかな。前回訪れた際には冬で雪が降り、道にも雪が積もっていたので、気持ちは八甲田山演習。この店にたどり着いた時には達成感にまみれていました。

かつては新横浜のラーメン博物館にもこの「すみれ」は出店していて、そこでも札幌の味を体験しようと食べてみたのですが、やはりあの八甲田山を乗り越えた先に用意されたラーメンと同じ味にはならないようで。いや、もちろん悪くないんだけれども。

ヒトの味覚というものは単純ではないと思うんですよ。素材や調味料が根底にあることはもちろんのこと、それを食べるための食器によっても味覚は大きく変ります。そしてそれを食べる環境も。

あの味を超えるラーメンを食すには、また雪道を歩いてたどり着く先にあるラーメン屋に行くしかないのかもしれない。

リッラ・カッテンの絵本、雑貨、あと雑用を担当。本を読むことよりも、大量に並んだ背表紙や古い本の雰囲気が好き。つまり、あんまり本は読みません。葛飾出身の日本人。インスタグラムは「@lillakattenpaper
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