18年11月20日(火)はれ。今日一日、お店であったあんなことやこんなことだったり、思ったことなどを綴ります。
「御魚ギャラリー」展示内容
- 18年11月06日(火)~12月15日(土)
『エルサ・ベスコフ絵本展』 - 18年11月16日(金)/11月21日(水)
『エルサ・ベスコフ絵本展』お話会
店内イベント
スウェーデン洋菓子教室
2018年11月30日(金)/12月05日(水)「ジンジャークッキーハウスづくり」
【残席状況】11月30日(金):満席/12月05日(水):満席リッラ・カッテンの「スウェーデン語講座」
入門者向け「スウェーデン語講座(ガイダンス)」のご案内
- 今後のガイダンス開催予定日(いずれも16時~17時)
- 【11月】29日(木)
- 【12月】01日(土)/08日(土)/13日(木)
店外イベント
18年11月23日(金)/24日(土)
「かわさきパンマルシェ 2018」
神奈川県川崎市 川崎競馬場 にて18年12月15日(土)
「スウェーデンの食と文化 ― ルシア祭とルッセカット」
朝日カルチャーセンター横浜教室 にて
今日のリッラ・カッテン
ありがたいことに、明日のエルサ・ベスコフお話会は満席となりました。当初はお話会を1日開催でやるハズだったところ、2名の方がその開催日に予定が合わないのでと申し出てくださったことにより臨時便として設けたのが明日の会。その臨時便が満席になるとは望外。そして呼び水となってくださった2名の方には感謝です(いつもお世話になっています)。
決してリッラ・カッテンが注目されているというわけではなく、エルサ・ベスコフの人気におんぶにだっこの状態な感は否めませんけれどね。でも野球でいえばいい球を放っていただいたような状況ですので、うまくバットを振れるようにがんばります。まあ「がんばります」なんて書いている人間というものは、たいてい「特にがんばりません、いつも通りです」と宣言しているようなものですけれども。
宣言している内容と人間の思考が裏腹といえば。今日のラーメンチェーン店のテーブルに置かれていた学級新聞のようなラミネートされた印刷物。どうせチェーン店の本部に書くように言われたから書いたんだろうなとか、「お客様に最高のラーメンをお届けできるようにスタッフ一同一生懸命がんばります」とか書いているけれども店長も含めて絶対に思っていないだろうなとか、そういう考えちゃいけないことを考えながらこれから提供されるであろう”最高のラーメン”を待っていました。
リッラ・カッテンも、皆さまに最高のスウェーデン洋菓子をお届けできるように日々精進して参りますので、今後ともご指導ご鞭撻のほどよろしくお願いいたします。がんばるぞ。
で、今日はイベントがない日だったので自分はお店に行かなくてもよかったのですが、お店への所用があって出動。出動したついでに、以前から気になっていたエルサ・ベスコフ展のパネルの文字の小ささを改善しておきました。
ちなみに「そもそもパネルじゃなくてもよくないのでは」と気が付いたので、もう自宅のプリンタで印刷した紙をそのまま壁に貼り付ける形にしました。なんとなくパネルの方が格式高そうに見えるからそうしていただけであって、その”なんとなく”のためにパネルをつくる時間もパネルの素材を購入する費用も勿体ないという結論に至りました。
改善前のエルサ・ベスコフ展にお越しくださった皆様、特にクレームをいただいたわけではありませんが、文字が小さくてゴメンナサイでした。
さらについでに明日からエルサ・ベスコフ展に新しい展示物を1点追加します。
右上の赤十字マークの「URK」が示すように、「Ungdomens Röda Kors(若者の赤十字?)」による啓蒙のためのポストカード。「Mjölk är bättre än kaffe och frukt är bättre än snask!」と書かれているスウェーデン語は「牛乳はコーヒーよりもいい、フルーツはお菓子よりもいい!」という意味です。
具体的に「牛乳のどこがコーヒーよりもいいのか」という点には触れていませんが、赤十字の啓蒙なのですから当然「より健康にいい」という意味が含まれていると考えるのが自然でしょうね。
ベスコフ展がはじまってから手に入ったもので、急遽途中参戦するカタチとなりました。ベスコフが生前どのようなものを手掛けていたのかを完全にまとめている情報がなさそうなこともあり(特にポストカードなどのイラスト仕事)、自分でもいまだに「こんな仕事もしていたのか」と驚くことがあります。
…で、驚くことに。この文章を書くためにネットで調べていたら、もう一人の「EB」のイニシャルを持つイラストレーターの存在が明らかになりました。なにそれ、犬神家のスケキヨじゃないんだから、「実はもう一人いました」とかやめてほしい。
イニシャルが同じなので「EB」だけでは判断がつかないし、絵のタッチも結構似ているから、この二人の「EB」の作品を区別するのはかなりややこしい。スウェーデンでも「EB」のサインを含んで印刷されたものを「Elsa Beskowの作品」として紹介しているにも関わらず、実はもう一人の「EB」の作品だったりするくらい。つまりスウェーデン人すらわかっていない。
エルサ・ベスコフの作品として紹介されているもののなかに、どうもちょっと絵のタッチが微妙に違うなと感じていたものがあった謎が氷解しました。
このカードもヘタしたらもう一人の「EB」による作品である可能性もありますが、子供の顔の表情と、犬の絵のタッチが「3人のおばさんシリーズ」に登場するイヌの
この人物については面白いので、ちょっと種明かしは先延ばしして別の機会に紹介しようと思います(時間があれば明日のお話会では紹介するかも)。