開店準備ブログ(ビョルネン編)@保健所に営業許可をもらいに

スウェーデン語の絵本屋であるLilla Bokhandelnはネットショップ。突然ですが、実店舗をひらくことにしました。

洋菓子店を営業するということで、管轄保健所の許可が必要となります。

この開店準備ブログはビョルネン編と銘打っていることもあり、正直ココらへんに関しては店長の方が詳しいです。

ですが、とりあえず保健所にも付いて行ってはハナシを上の空で聞いているので、シロウトから見たこの辺について書いてみたいと思います。

本格的にカフェやら飲食店などを始めようと考えていらっしゃる方の役に立つかどうかはさておき、ね。

残念ながら、居抜けず

取得物件の内見時の様子

東京であれば多くの飲食店が立ち並ぶこともあり、贅沢を言わなければネットでも多くの居抜き物件情報が出てきます。

しかし、自分たちが暮らしている金沢八景付近で居抜き物件を探してもなかなか立地・条件の合う物件に出会うことは難しそうだったので、最終的に居抜き物件ではなくスケルトンから作ることになりました。

逗子の管轄保健所はなぜか鎌倉

物件がある神武寺は逗子市(海はそんなに近くはない)なのですが、なぜか鎌倉の保健所が管轄だそうでして。

とりあえずお菓子などを販売するにあたって何が必要になるのかを確認しに行くことにしました。

なんとなく鶴岡八幡宮の鳥居

実際に引っ越すまではまったく気が付かなかったのですが、じつは金沢八景からはクルマで峠を越えればすぐ鎌倉。金沢八景駅からバスでも30分ほどで行くことができます。

とはいえバスもそんなに本数が多くないので、カーシェアを利用して行くことに。

鎌倉駅からおそらく10数分ほど歩いたところに保健所がありますが、大きな道から一本狭い道に入った、ちょっとわかりづらいところにあります。

都道府県によって許可条件が違うらしい

いつもアポなしでも対応してくれてありがとう

とりあえず、食品を扱うにあたって必要な条件を保健所で教えてもらいます。

とにかく神奈川で食品を扱う許可を得るのは、東京のそれよりも厳しいというハナシは漏れ伝わってきています。

ということで自分たちがやりたい理想のカタチの店を開くには何が必要かを伺いました。何枚か用意してもらったドキュメントには、どんな設備が必要なのかが細かく書かれていました。

テイクアウトできるお菓子やお菓子の通販を実現させるには「製造室」という壁で完全に空間が隔離されている部屋が必要なんですね。

これ以上は書けません!

さて、突然ですが、残念なお知らせです。ここから先はとてもビョルネンに詳しく書くことはできません!もごもご。

保健所の担当の方からハナシを伺えば伺うほど、そこには建前全開の世界が広がっていました。

ミッキーの中には誰も入っていません、ミッキーはミッキーですから。もう、そういう感じの世界。そういうことにしておかなくちゃいけないのです。

傍らでハナシを聴いている立場からの所感ですが、ルールでガチガチなんだか、はたまたユルユルなのか全くわからん状況ですね。

この営業許可のルールについては保健所で働く方にもちょっと困ってる雰囲気が。実際にこちらからの具体的な質問に対する回答に困っている感じだったり。

東京で飲食を営業されていた方にもハナシを聴いたところ、東京はもっとユルいらしいですが、似たような状況みたいですね。

鎌倉のお店をいろいろ覗いてみたのですが、ルールがあって無いような状態っぽいですし。念のため書きますが、これは「鎌倉の店が悪い」という批判ではなく「ルールが悪い」という意味です。

とはいえ、ルールブックに示された規定に則って自分たちの理想としていた店のカタチを実現させようとすると、とても内装費用が足りない事態。なので、ちょっと規模を小さくしてとりあえずのオープンを目指すことにしました。

そんなこんなでちょっと大人の事情がございまして、Lilla Kattenは「洋菓子店&絵本店」を名乗るのです。深くは説明しないけれども「洋菓子店」だからね。

この食品の営業許可関連の体験談については店長が「直接聞いてもらえれば教えます!」と言っていましたので、興味がある方はオープンしたら神武寺まで来てください。

それとも、自分たちが知らなかっただけで飲食系業界やら食品扱う業界ではジョーシキなんですかね。

というわけで、ぜんぜん有益な情報じゃなくてスミマセン。

mvh ビョルネン・ソベル

リッラ・カッテンの絵本、雑貨、あと雑用を担当。本を読むことよりも、大量に並んだ背表紙や古い本の雰囲気が好き。つまり、あんまり本は読みません。葛飾出身の日本人。インスタグラムは「@lillakattenpaper

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