スウェーデンおもひで噺 #03「体操服がきっかけで、人生が変わった噺(2)」


体操服がきっかけで、人生が変わった噺(2)

前回はコチラから。

高校三年生時。それまで大学に行く気もなかったけれども、突然フランス語専攻のある大学に行くことに決めました。

自分が希望として出した、専攻してフランス語を学べる大学4校(青山学院大学、学習院大学、明治学院大学、玉川大学)と、フジイ先生の提案してきた2校(目白大学、東海大学)を加え、計6校を受験することにしたわけです。

さて。大学受験をすることに決めたのが高校三年生の夏前あたりでしたが、受験までに急ピッチで勉強をしなくてはなりません。でも、塾とか行くのはイヤだったので(集団行動できない人間故)、書店で買いそろえた参考書を自分で読み進めるという勉強しかありません。

東進ハイスクールが出版していた、授業の内容を文字起こしした教科書があったのですが、ソレをよく買っていました。まあ、受験勉強といいつつ、吉田照美の昼のワイド番組を毎日聴いていた記憶の方が強いですが。

しかし、学年で一番サボっていた生徒であり、勉強も宿題もまったくしない割に国語(現代文)と地理の成績だけはよかったことが、大学入学への一縷の望みとしてありました。決して成績がどん底だったわけではない。だから、その2つの分野を磨けば、偏差値レベル高めの青山学院と学習院でも、ワンチャンスあるかなという期待は持っていたのです。

さて。実際に受験をしてみた結果は。

フランス語専攻クラスを設けている大学では、青山学院⇒不合格、学習院⇒不合格、明治学院⇒補欠合格(欠員が出れば繰り上げ合格)、玉川大学⇒合格。つまり、玉川大学に行けば、とりあえずフランス語を専攻することができるという状況にはなりました。

そして、フジイ先生提案による大学群(いわゆるスベり止め)の結果は、目白大学⇒合格、東海大学⇒合格。

総じて順当な結果でした。見事に自分が勉強した結果通り、偏差値通りの受験結果に落ち着きました。もちろん当初から希望していたのはフランス語専攻だったので、明治学院の補欠の結果を待ちつつ、玉川大学に行くことを決めたのです。

しかし、入学に際して玉川大学に納めなくてはいけない費用を確認していると「体操服購入費」のような項目が。どうやら、玉川大学の体育の時間に学生は体操服を着なくてはいけないという決まりがあるようで。

「大学生にもなって体操服を着なくちゃいけないんなら、東海大学でいいです」

最終的に明治学院の補欠合格も繰り上げとならず。フランス語希望という当初の目論見をあっさり捨て、こうして東海大学文学部の北欧文学科に進むことにしたのです。もちろん北欧に興味なかったけれども、そもそもフランスにも興味なかったし、英語以外のヨーロッパの言語という点では共通性があるし。

とうことで、体操服がイヤだったから北欧文学科に入りました。もちろん、入学してからも大学をサボりまくりでしたけれども。それがなぜスウェーデンへ留学するまでに至ったかというハナシはまた別の機会に。

リッラ・カッテンの絵本、雑貨、あと雑用を担当。本を読むことよりも、大量に並んだ背表紙や古い本の雰囲気が好き。つまり、あんまり本は読みません。葛飾出身の日本人。インスタグラムは「@lillakattenpaper
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