ビョルネンは時間泥棒@19年05月07日(火)

スウェーデン洋菓子店のブログのようなものですが、スウェーデンがまったく関係ない話題ばかり。

「御魚ギャラリー」展示内容

  • 19年04月09日(火)~19年05月31日(金)
    『スウェーデンの学校の国語教科書展』

店外イベント

スウェーデン語教室

今後のガイダンス開催予定日(いずれも16時~17時)
  • 【05月】18日(土)/23日(木)
  • 【06月】01日(土)/06日(木)/20日(木)/22日(土)/27日(木)

今日の時間泥棒


長期連休も明けましたが、いかがお過ごしでしょうか。なんか、ここの文章を書くのも久しぶりで腰が重い。

自分はガラガラの電車でも疲れていなければ座らないことが多々あります。一度座ってしまうと、立ち上がるのが面倒くさいし。まあそれも理由のひとつですが、立っていると窓から外を観察しやすかったり、読書していても立っていた方がアタマに入ってきやすいという理由もあります。青信号が『渡らなくてはいけない』というわけではないように、電車がガラガラでも座らなくてはいけない理由はないのです。

さて。この長期連休はウチも完全に休みにしました。長期連休だからといって何も予定はなかったし、実際に何もしなかった。接客業は休みの日には開けるものという考え方が一般的かもしれませんが、神武寺駅前ならではのヒトの流れというのもありまして。今週末に開催される大型イベントの存在など、諸々を加味した上での判断でした。

特筆すべき出来事といえば、5月1日に下北沢で行われた「劇場版ロケットマンショー」に行ったことかな。以前から書いていますが、ふかわりょうさんのDJネームがロケットマンであり、その名義で以前に放送していた深夜ラジオの同窓会的なイベントでした。こういった演劇のようなものに自分でお金を出して観に行くなんて、記憶の限りでは人生初かも知れません。

今回の「劇場版ロケットマンショー」は、たとえば後々DVDで発売されることも、内容が文字起こしされてネットで紹介されることもないでしょう。聴き逃してしまった言葉があったとしても、巻き戻してその発言を確認することも叶いません。あの場にいたヒトたちの海馬にだけ刻まれる、揮発性の非常に高い空間でした。

たとえば。昔のテレビ放送なんかと違って、Netflixなどで”いつでも好きな映画や番組を何度でも観られる”ようになってしまっています。なんか、そうなってしまうと(自分がそうですが)集中して観ないで、「気になったところがあったら戻せばいいや」みたいに観ちゃうんですよね。


先日の神田松乃丞の講談を含め、立て続けに舞台作品のようなものを2つ観ましたが、(いいのか悪いのか)ただボーっと観ていたわけではありません。演者の動向によって自分の気持ちがどう変化したのかを客観視し、ココロにメモをしたつもりです。

「劇場版ロケットマンショー」では演者2人が客席の間の通路を練り歩き、その間だけはスマホなどでの写真撮影を許可してくれました。普段はスマホで撮影せずにココロでシャッターを切る派の自分も、さすがにこのサービスは嬉しいものだと感じてついスマホを取り出しました。もう少し近づいた際にも撮りましたが、会場が暗いせいと、通路から一番離れた場所の席だったこともあってブレブレでしたが。

自分はあまり感動しない人間だと自覚していますが、こうした「自分はどういうときに感動したか」という記憶は財産ですね。かつて店で買い物してくださっていた方に渡していた『おせっかいカード』や『オリジナルうまい棒』も、かつての自分の感動がきっかけですから。アイディアの時点で反対されることも多いですが、自分のココロの感動メモの内容に基づいて押し切ってやってみるケースは結構あります。『かつぶし新聞』もそうかな。

いや、いろいろと勉強になりました。もちろん楽しかったし、また数年後でもいいから、次回があれば行きたいと思います。

余談ですが、自分には特殊能力があるらしく。神田松乃丞の講談の席でも、今回の「劇場版ロケットマンショー」でも、会場はほぼ満席のハズなのに、なぜか自分の左隣の席が空いたままなんですよ。映画館でも飛行機でも、隣の席が空いてるって気がラクでいいんですけど。

リッラ・カッテンの絵本、雑貨、あと雑用を担当。本を読むことよりも、大量に並んだ背表紙や古い本の雰囲気が好き。つまり、あんまり本は読みません。葛飾出身の日本人。インスタグラムは「@lillakattenpaper
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