ビョルネンは時間泥棒@19年03月30日(土)

スウェーデン洋菓子店のブログのようなものですが、スウェーデンがまったく関係ない話題ばかり。

「御魚ギャラリー」展示内容

  • 19年02月05日(火)~19年03月30日(土)
    『日本語に翻訳されたスウェーデン絵本展』

店内イベント

  • 【NEW】 19年04月26日(金)/27日(土)12時~
    スウェーデン伝統スクエアケーキ2種

    洋菓子教室の詳細ページ
    ※ 04月26日(金)は満席です

店外イベント

スウェーデン語教室

今後のガイダンス開催予定日(いずれも16時~17時)
  • 【04月】06日(土)/11日(木)/20日(土)/25日(木)

今日の時間泥棒

もう、いつかこうなるって知ってた

今回はちょっと経営哲学的なハナシに終始してしまうので、つまらないと思いますが!本当は火曜日の出来事に触れようと考えていたのに、急遽このことに触れなくてはいけないことになってしまいました。

当店に完全に非のある問題が起きたときにはこんな話題に挙げたりしないですけどね。いやはや、ついに来ました。SNSでの当店に対するお怒りコメント。ちなみに写真は小林賢太郎による著書「僕がコントや演劇のために考えていること」の146ページ目より。

ウチが投稿したFacebookの投稿に対して公に見える形でお怒りコメントを投稿してくれているので、もしどのような内容か気になる方は探してみてください。ウチからはそのコメントを非表示や削除などしない予定ですので。

そのお怒りコメントの締めには「行く気になれなくなった」と書いていただきましたが、残念ながら当店からは「そうですか」と返すしかないのです。勝手に怒って、勝手に「もう行きません」というメッセージをもらったので、じつはオープンから数えて2つ目なんですけど。いずれも何でウチがそこまで怒られなくちゃいけないのか、腑に落ちていないんですけど、当事者の方にとっては気にくわないのでしょう。

「行く気になれなくなった」と書きながらも、この文章を読んでまた怒られたりするのかな?そんな泥沼状態を想像したら、サッチーと浅香光代を思い出した。「あたしゃ許さないよ!」って、何を許さなかったのか全然憶えていないけれども、そのセリフだけ憶えてる(調べない)。

リッラ・カッテンの日報をはじめた当初のころに書いたかな。自分は、リッラ・カッテンが『3割ぐらいのお客さんにしかマッチしない店』でいいと考えています。いや、むしろそこら辺を目指しています。この「泥棒」という場所もそう。タイトルからして「え、何これ。キモイ」と思ってもらえるようにするため。個人店として、みんなにいい顔をしようとすれば、面白みのない店になってしまうからです。

いまの日本では「北欧」というキーワードを掲げる時点でキラキラしたイメージが浮かびがちで万人受けするキーワードですが、「ウチはそんなにキラキラした店じゃないですからね」というダサさを注入して中和させるのが目的なのです。狙い通りに機能しているかどうかは誰も知らない。

その3割から外れてしまった7割の方には「自分には合わない店だから行かない」と静かに無視をしていただければいいんですけれども、「なんで自分に合わせてくれないんですか!?」という不満を爆発させるヒトも出てくるだろうなという予想はもうリッラ・カッテンをオープンしたときからしていました。今回はその不満がSNSに書かれてしまったカタチ。だから「ついに来たな」って。

逆に3割、いやもしかしたら1割くらいかもしれないけれども。その1割のお客さんにとってはその方のアイデンティティの形成に一役買えるくらいの存在にならなくてはダメです。全員に好きになってもらうことを目指すのは大企業に任せて、個人店は「自分には合わない」と思う方がいるくらいの尖り方をしないと、2年以内に潰れる。それが持論であり、自分の哲学です。

今日、このコメントを発端に自分も店長もモヤモヤしていましたが、こうして困難を乗り切ることで強くなれると思っています。自分たちが姿勢を変えない限り、きっとまた同じ状況はやってくるんですよ。いや、変えたとしても、それはそれでまた別の困難がやってくるから、結局何も変える必要はないのですが。

先日、ネットで購入した冷蔵ショーケースも不良品だったのですが、その時点で2人で「返品までの手続きとか交渉は面倒だけれども、これを乗り切ればまたいい経験になるし!」と言い合っていました。もちろん、それはヤセ我慢で、超面倒くさいと思っていましたが。でも実際に返品までをこなしたことの経験値は今後に活きていくハズです。

今日のモヤモヤも今後に活きるハズ。


重いハナシばっかりなので、最後にいつもお店をご利用いただいている皆様に感謝のご報告をして締めたいと思います。そうやってバランス取らないと。

今月の営業は、おかげさまで過去最高の売上平均を記録しました。リッラ・カッテンがオープンした当初に「このくらいの売上目標にしないと店潰れるよ」と言った金額に肉薄する数字でした。もしかすると単純にセムラの存在のお蔭かもしれませんが、店長の頑張りもあり、売上が伸びているのです。

店長から閉店後の報告を聴くと「え、またそのお客さん来てくれたの?最近来てくれたばっかりじゃん」とか、「そんな遠くから来たの?自分ならそんな遠くの店に行かないけど!」と、驚くようなハナシも多いです。

そういう状況を見ていると「このままでいいんだ」と背中を押してもらっている気がします。至らない点も多いですが、それらを許してくださるお客さんが多いことが何よりの救いですね。お客さんから力添えをいただくこともありますし。

そんな3割の皆様、ありがとうございます。今後ともよろしくお願いいたします。残り7割の皆様、期待に添えずごめんなさい。いや、もちろん全員が納得してくれる店がいいんですけど。

あー、今日の文章は気を遣った。

リッラ・カッテンの絵本、雑貨、あと雑用を担当。本を読むことよりも、大量に並んだ背表紙や古い本の雰囲気が好き。つまり、あんまり本は読みません。葛飾出身の日本人。インスタグラムは「@lillakattenpaper
2024 © スウェーデン菓子「リッラ・カッテン」