ビョルネンは時間泥棒@19年02月08日(金)

スウェーデン洋菓子店のブログのようなものですが、スウェーデンがまったく関係ない話題ばかり。

「御魚ギャラリー」展示内容

  • 19年02月05日(火)~19年03月30日(土)
    『日本語に翻訳されたスウェーデン絵本展』

店内イベント

  • NEW 19年03月01日(金)12時~
    《再》スウェーデン洋菓子教室「セムラをつくろう!」

    洋菓子教室の詳細ページ

  • 《満席》19年02月13日(水)12時~13時
    お話会「日本に住んでみて感じたこと、気が付いたこと(仮)」

店外イベント

スウェーデン語教室

今後のガイダンス開催予定日(いずれも16時~17時)
  • 【02月】09日(土)/14日(木)/23日(土)/28日(木)
  • 【03月】09日(土)/14日(木)/28日(木)/30日(土)

今日の時間泥棒

数日前から店頭に並んでいるBiskvi(ビスキュヴィ)

写真には撮ってあったんですけどね。「Biskviビスキュヴィ 」というチョコレート菓子を数日前から店頭に並べていました。店長のインスタを見返してみると、2月6日から店頭に並んでいたのかな。

Biskviビスキュヴィ 」なんて、超絶呼びづらいですね。まあ、ややこしい料理名部門において圧倒的一位である「ビピンパ」よりマシだけど。

「食べてみ」と店長に勧められて食べてみたのですが、これは完全に好みの問題もあるけれども、自分でどう褒めたものか悩んでしまったので、「よし何も書かずに黙っておこう」とスルーしかけていました(自己弁護すると、ネットで「このお菓子は好みではない」と書いているヒトを見掛けて少し安堵)。

でもFacebookのコメント欄に、北欧菓子を研究対象のひとつとしていらっしゃる佐々木千恵美さんが「スウェーデン風マカロン」という表現とともに好意的な投稿してくださったのを見て、やっぱり自分の味覚だけで判断できないものもあるもんだよねと。

そういえばマカロンってほとんど食べたことないから、どんな食感するのか憶えていないですね。もしご自宅にマカロンが余っていて仕方がないという方がいらっしゃいましたら、ぜひシナモンロールと交換してください。

フランスの女優の名前を冠したお菓子

で、スルーしようと考えていたのになぜここに書くことにしたのかというハナシ。さっき(数時間前)、寝る間際の店長と話していて思い出しました。そういえば、これに似たお菓子をスウェーデンで食べていた。写真も撮っていた。

Sarah Bernhardtサラ・ベルナール」という、かつてのフランスの女優の名を冠したお菓子。これが「Biskviビスキュヴィ 」のバリエーションの1つだそうで、上に乗っているチョコレートの種類がちょっと違うようです。カッテンのビスキュヴィとさら・ベルナールの光沢感が違うのは、恐らくその所為。

この「Sarah Bernhardtサラ・ベルナール」、味について特に感想などを憶えていなかったのですが、何せ名前が独特なもので。店のヒトに「このお菓子って、このお店独自のものですか?」と尋ねたら「そうでもない」と言われたのを凄く憶えていたんです。発音がわからなくて困ったし。

さらに「なんでお前だけ名札が付けられているんだ」という自己主張の強さ。フランスの女優ってそうなんです?知らんけど、また人名が付けられた食べ物だし。なんでこの女優の名前が付けられたか、また経緯を調べる必要がありそうです。

日本でもそういう文化やっちゃえばいいのに。「タケシ」とか。店の軒先に「タケシあります」とか、「タケシはじめました」とか、「タケシ専門店、ついに青山初出店」とか。名前が食べ物になっているのって、”沢庵”くらいしか思いつかないかな。あと”かば焼きさん太郎”もあるか(違う)。

さらに面白いことに、スウェーデンの洋菓子店で提供されている「サラ・ベルナール」は名札が付けられていることが多々見受けられる様子。ヘンなところにこだわるのも、またスウェーデン洋菓子っぽい。名札は各自の店で用意するんだろうか、それとも売っている業者がいるんだろうか。

というわけで、ビスキュヴィ。店頭での提供はいつまでかわかりませんが、スウェーデン洋菓子の文化体験として一度試しに食べてみていただきたいものです。

リッラ・カッテンの絵本、雑貨、あと雑用を担当。本を読むことよりも、大量に並んだ背表紙や古い本の雰囲気が好き。つまり、あんまり本は読みません。葛飾出身の日本人。インスタグラムは「@lillakattenpaper
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