ビョルネンは時間泥棒@19年02月05日(火)

スウェーデン洋菓子店のブログのようなものですが、スウェーデンがまったく関係ない話題ばかり。

「御魚ギャラリー」展示内容

  • 19年02月05日(火)~19年03月30日(土)
    『日本語に翻訳されたスウェーデン絵本展』

店内イベント

  • NEW 19年03月01日(金)12時~
    《再》スウェーデン洋菓子教室「セムラをつくろう!」

    洋菓子教室の詳細ページ

  • 《満席》19年02月13日(水)12時~13時
    お話会「日本に住んでみて感じたこと、気が付いたこと(仮)」

店外イベント

スウェーデン語教室

今後のガイダンス開催予定日(いずれも16時~17時)
  • 【02月】09日(土)/14日(木)/23日(土)/28日(木)

今日の時間泥棒

『日本語に翻訳されたスウェーデン絵本展』展示一覧

この1週間で一挙に複数のWEB仕事のハナシが流れ込んできて、シングルタスク(1つずつの仕事)しかこなせない自分は少し混乱しています。でも、こういった副業をすることによって趣味のスウェーデン古本収集が捗るので、ありがたいことではあるのですが(さもなくば、そんなお金を捻出できないとも言える)。

さて。今日から店内奥のスペースの展示内容が新しくなりました。『日本語に翻訳されたスウェーデン絵本展』です。第4弾となる絵本展ですが、回を重ねるごとに順調にグレードダウ…いや、チューニングを重ねています。

一部の日本語の本は買い足しましたけれども、今回は自分たちで日本語版が用意できるものに限定しました。スウェーデン語版と日本語版という言語的なトランスレートだけではなく、いろいろな事情によりブックデザインも大幅に変更されているものが多いので、その違いを比較して楽しんでもらいたいという意図です。

たとえば、日本語版を製作するにあたって本を右開きから左開きにするだけでも結構大変だと思うんですよね。自分自身、印刷屋さんに送る1~2枚ほどのデータをつくるだけでも「めんど」と感じるのだから。

あとはオリジナルのスウェーデン語版だと手描きフォントなものを、日本語版にするにあたってどのように処理しているかとか。比較すると、雰囲気が違います。

うまく冒頭の文章に絡んできますが、自分がスウェーデン語絵本の古本収集に執心する理由が少しでも伝わればいいなと思うんです。

絵本というプロダクトからは、小説のように文字ばかりの書籍にはない、印刷技術の変遷まで感じることができます。経年による変化、何人ものヒトの手に触れて来たことによって刻まれてきた折り目、実に様々な環境をくぐっていま手元にあるというドラマ性を感じます。

特にスウェーデンは第二次世界大戦を中立国として切り抜けたため、古い絵本が戦火に巻き込まれず比較的残りやすかったという点も大きい。スウェーデンの絵本は古い年代のものが手に入りやすいというのも面白い理由のひとつですかね。

ちなみに。展示している12冊のうちの一冊は、日本語からスウェーデン語に翻訳された本にしました。ニャゴニャゴニャゴ。

リッラ・カッテンの絵本、雑貨、あと雑用を担当。本を読むことよりも、大量に並んだ背表紙や古い本の雰囲気が好き。つまり、あんまり本は読みません。葛飾出身の日本人。インスタグラムは「@lillakattenpaper
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