ビョルネンは時間泥棒@19年01月09日(水)

スウェーデン洋菓子店のブログのようなものですが、スウェーデンがまったく関係ない話題ばかり。

「御魚ギャラリー」展示内容

店内イベント

今後のガイダンス開催予定日(いずれも16時~17時)
  • 【01月】12日(土)/17日(木)/26日(土)/31日(木)
  • 【02月】09日(土)/14日(木)/23日(土)/28日(木)

今日の時間泥棒

オッティリア・アーデルボリの作品モチーフのポストカード

今日は「美味しんぼ」を観ながら。こういった文章を書きながら画面に流しておくには、”観たい”と”別に観たくない”のバランスが絶妙なので。東西新聞社の究極のメニューづくりって、最後どうなるんでしょう。

さて。いま、自分のなかでオッティリア・アーデルボリへの熱が高まっています。

もしかするとエルサ・ベスコフの作風が好きな方のなかにはオッティリア・アーデルボリの存在をすでにご存知の方も多いかもしれませんけれど、なにせ日本語訳されて出版されたオッティリア作品は(たぶん)1作品しかないので、知名度ではベスコフに大分劣りますね。

写真にもあるように、植物を擬人化した作品群はスウェーデンでポストカードにもなっています。数字と植物をモチーフとした作品群として「Blomster Siffrorブロムステル・シッフロル(花数字)」があり、アルファベットと植物をモチーフにした作品群として「Prinsarnes Blomsteralfabetプリンサネス・ブロムステルアルファベート(王子たちの花文字)」があります。前者は20作品、後者は29作品です。

日本でもそれらのポストカードを輸入して販売しているお店があるようで、誰の作品かはよくわからないけれども作風に惹かれたという方も多いみたいです。実際に「この作品は誰ですか?」と、オッティリア・アーデルボリの絵を示されたこともありましたし。

まだ「できたらいいな」くらいの段階なんですが、彼女のこうした作品群をウチでもポストカード化したいと考えています。ベスコフの「Årets Sagaオーレッツ・サーガ(邦題:いちねんのうた)」をポストカード化したように。ただし、ベスコフのそれが12枚で済んだのに対して、オッティリア・アーデルボリのものでは20枚、ないし29枚ですから。制作費用もそれなりになるので、なかなか勇気がいるんですよね。

すでにスウェーデンで製造されているポストカードと同じモチーフのものを輸入ではなくウチでつくる意義は薄いような気もしますけど。紙質やレイアウトのバランス、そして一番に安定供給性という点で意義を見いだせればと思います。

オッティリア・アーデルボリについてカンタンにまとめたページも「カーコル」への記事として1つ作りました。明日、店長に1度読んでもらってから公開しようと思っています。

ちなみに冒頭のポストカードは店長の学生時代に購入してあったコレクションより拝借。

リッラ・カッテンの絵本、雑貨、あと雑用を担当。本を読むことよりも、大量に並んだ背表紙や古い本の雰囲気が好き。つまり、あんまり本は読みません。葛飾出身の日本人。インスタグラムは「@lillakattenpaper
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