ビョルネンは時間泥棒@19年08月10日(土)

スウェーデン洋菓子店のブログのようなものですが、スウェーデンがまったく関係ない話題ばかり。

店内イベント

  • 19年08月23日(金)/24日(土)11時30分~13時00分
    【満席】 ザリガニパーティー

店外イベント

  • 19年11月15日(金)〜17日(日)
    第16回 東京蚤の市@国営昭和記念公園(東京・立川)

スウェーデン語教室

今後のガイダンス開催予定日(いずれも16時~17時)
  • 【08月】17日(土)/29日(木)
  • 【09月】07日(土)/12日(木)/21日(土)/26日(木)

今日の時間泥棒


ビョ
土曜日だから、店長へのインタビューします。
店長
はい。
ビョ
じゃあ、『店長がスウェーデン語をはじめたきっかけ』というテーマでどうでしょう。
店長
え、もう知ってるじゃん。
ビョ

いや、自分が知ってるだけじゃあしょうがないんだって。改めて店長サイドのスウェーデン語との邂逅について語ってくれないと、身もふたもない。

ああ、もう始まってるから。このやり取りも使うからね。

店長
はいはい。じゃあ、えーと、自分はガールスカウトに所属していたのだけれど、高校1年生のときに、スカウトの”ワールドキャンプ”というのに参加したときに、初めてスウェーデンに行ったのがきっかけです。初の海外でもあったし。
ビョ
スカウトはなんとなぁく分かる気がするけど、ワールドキャンプって?
店長
世界各国で、立候補なのか持ち回りなのかわからないけれど、毎年どこかの国で世界中のスカウトが集まって一同にキャンプするっていうイベント。自分は千葉県支部から立候補して行ったんだけれど、自分も参加できたのは運がよかったかな。
ビョ
参加費高かったんじゃないの?
店長
いや、参加費はそんなに高くないよ。渡航費とかそれくらいで、宿泊はキャンプとかするわけだし。
ビョ
スウェーデンでそのキャンプが開催されたとして、そのことが直接スウェーデンの興味に繋がったってこと?
店長

世界各国から参加者がいたわけだけれども、スウェーデンでの開催だから当然スウェーデン人の参加者が多くなるわけで。それでスウェーデン人の活動がより多く目に入ってきたのだけれども、彼らの自然のなかでの活動がすごくて圧倒されてしまって。

自分たち、日本からの参加組は竹ひごで何かを作ることくらいしかできなかったりするのに、なんとなく自然のなかで活動できる気でいたのだけれども、スウェーデン人のチームなんかは木でやぐらなんかをサッと建てちゃったりして、自然のなかでのサバイバル力が全然違ってた。

そんな光景を目の当たりにして、「これが自然と共に生きるってことなんだ!」と思って。それと同時に、自分たちの野外活動力の低さも実感させられたり。

ビョ
それがきっかけだとして、そのスウェーデン滞在から帰ってきて、すぐにスウェーデン語が勉強できる大学として東海大学を受験することを決めたのかな。
店長
そう、日本に帰ってきてからすぐにスウェーデン語が勉強できる大学を調べて。通っていた高校がそこまで優秀な高校じゃなかったけれども、東海大学だったら高校からの推薦で入れるんじゃないかと思って。
ビョ
ああ、あのデラックスな高校でしょ。
店長

ヽ(;´Д`)ノ (なぜか店長は不満らしい)

でも、大学に入る前に、たまたま近所にスウェーデンに住んでいたことのあるお医者さんの家庭があって、そこの奥さんにスウェーデン語を教えてもらっていたんだよね。

横山民司先生のスウェーデン語の教科書のカセットテープに合わせて音読したり。でも、テープで練習した「Sverige(注:”スウェーデン”のこと)」を、大学に入ってからスウェーデン人の先生に「スヴェーリエ」って言っても通じなくって。ぜんぜん役に立たないじゃん、ってなった(笑)。

本当はもっといろいろと説明してくれていましたが、全部文字に起こしていたら大変なので省略。興味があれば店長まで。

先日、自分のスウェーデン語を始めたきっかけに触れたこともあって、このタイミングで店長のスウェーデン語との出会いのエピソードを披露するのがいいんじゃないかと思ったので、この話題にしました。

で。店長に内容に不備なないかを確認してもらったところ、「これ何て読むの?」と訊かれたのが『邂逅かいこう』という単語。裏側を明かせば、実際の会話と、こうして文章になっているものは、読みやすさのリズムだったり、読んでくださる方の理解を補助するために捕捉を入れたり、内容の主軸は変わらないこと前提で調整を加えています。

その調整のなかで、しれっと『邂逅』という単語を入れたのですが、自分はYMOの曲のタイトルで知った言葉でした。「思いがけない出会い」とか、「ばったり出会う」みたいな意味で、ただ単に出会うことを意味だけでなく、その出会いの空気感まで表現に含まれているわけです。

単純に、この言葉の持つ雰囲気が好きなので、機会があれば使っちゃう。人生であと何回、この『邂逅』という言葉を使う機会に巡り合いますかね。

はい。今週もありがとうございました。

リッラ・カッテンの絵本、雑貨、あと雑用を担当。本を読むことよりも、大量に並んだ背表紙や古い本の雰囲気が好き。つまり、あんまり本は読みません。葛飾出身の日本人。インスタグラムは「@lillakattenpaper
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