ビョルネンは時間泥棒@19年08月02日(金)

スウェーデン洋菓子店のブログのようなものですが、スウェーデンがまったく関係ない話題ばかり。

店内イベント

  • 19年08月23日(金)/24日(土)11時30分~13時00分
    【満席】 ザリガニパーティー

スウェーデン語教室

今後のガイダンス開催予定日(いずれも16時~17時)
  • 【08月】08日(木)/17日(土)/29日(木)
  • 【09月】07日(土)/12日(木)/21日(土)/26日(木)

今日の時間泥棒


苦手。自己アピール。

今月の「かつぶし新聞」で、メディア取材への協力をした件について触れたのですが(まだ情報解禁前なので詳細は”禁則事項”です)、いざ情報解禁になった際にどうやって世の中に発信すべきなのか悩んでいます。一応、情報解禁になったらこの場ではお知らせしますが、その熱量もどうしたらいいものか。

完全にダンマリしておくのももったいないけれども、積極的に「チェックして」とも言えないというか。ウチの2人のうち、どちらかがガンガン世の中にアピールするのが得意だったらラクなんですけどね。

取材協力はしたものの、それがどの程度のレベルで実際に世の中に発信してもらえるものなのかもわかってないし。たとえば、テレビだったらほんの一瞬、雑誌だったらほんのちょっとの紙面だけ、なんてこともあり得ますからね。

今回の取材も、べつにリッラ・カッテンが主役というわけではないことを付け加えておきます。カッテンの菓子がどうこうという取材ではないので、そこは勘違いしてはいけない。

アピールが苦手。そのココロはというと、「『メディアに登場した=おいしい店』ってわけじゃないよね」という思考があるためです。いや、だからといって逆に『メディアに登場していない=おいしい店』というわけでもないけれども。

でも、自分の経験上、行列のできる店やメディアに紹介されまくっている店に、大アタリがないのです。アタリはあるけれども、大アタリはない。たしかにハズレではないけれども、「並ぶほどかな?」と思ってしまうことが95%です(自分調べ)。

たとえばラーメン屋でいえば、いっつも並ばないと席に着けないような繁盛店よりも、特に有名でもない(失礼)中堅チェーン店の「くるまやラーメン」の方が好きだし、金沢文庫駅から徒歩5分ほどのところにある古びたラーメン屋も好きだし(今日も行った)。

結局、どれだけ立派な肩書や知名度がついていようが自分の感性にハマらないと一線を越えた感動は得られないもので、自分の感性を信じて選んだお店が一番いいんじゃないかということです。

リッラ・カッテンなんて、べつに大層な修行を積んだわけでもない元和菓子屋勤めの生マジメな店長が、スズキヤ(逗子・葉山を中心に展開するスーパー)とかで仕入れるフツーの食材を使って、そんなに特別でもない調理器具で作っているんですから。スウェーデン洋菓子という珍しいカテゴリのお菓子ということは特徴ですが。

言うなれば、「がんばれ!キッカーズ」みたいなもので。弱小チームが成長し、果てに全国大会出場するまでになるというサッカーがテーマの作品ですが、決して突出して秀でたものがなくても、力を合わせればいい結果が出せるという、ね。

一応、フォローしておくと、店長は『マジメさ』と『ルーチンをこなす力』は全国クラスだと思います。そして、仕入れる食材はきちんとクオリティを吟味した上で購入していますし、洋菓子のクオリティを高めるためなら原価率を上げることもありますのでご安心を。

そんな肩書とは無縁な店の洋菓子でありながら、その味を気に入って足繁く買い物に来てくださるお客さんは、きっと自分の感性で店を選んでくださっているステキな方々なんだと思います。

というわけで。何の取材であったのかはシレっとお伝えするつもりです。

リッラ・カッテンの絵本、雑貨、あと雑用を担当。本を読むことよりも、大量に並んだ背表紙や古い本の雰囲気が好き。つまり、あんまり本は読みません。葛飾出身の日本人。インスタグラムは「@lillakattenpaper
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