ビョルネン日報@18年10月13日(土)くもり

18年10月13日(土)くもり。今日一日、お店であったあんなことやこんなことだったり、思ったことなどを綴ります。

「御魚ギャラリー」展示内容

店内イベント

今後のガイダンス開催予定日(いずれも16時~17時)
  • 【10月】11日(木)/25日(木)/27日(土)

店外イベント

今日のリッラ・カッテン

スウェーデンから取り寄せたレトロ広告の切り抜きの一部

東京蚤の市への出店に向けて、スウェーデン洋菓子以外の商品を展開してみることにしました。平たく言えば雑貨というカテゴリになるのかな。

スウェーデン人が自国で純粋に地産地消するためにつくった文化的プロダクト、とでも言いましょうか。輸出することを前提に”外国ウケ”を狙ってつくられたものではなく、あくまでスウェーデン人がスウェーデン人に対してつくったもの。そこに本当の、嘘偽りない文化的魅力が詰まっていると思うのです。

グラフィックはもちろん、スウェーデン文化という背景を含めて、自分たちが「お!」と価値を感じられたものを中心に取り揃えていく予定です。

KUNGSÖRNENというスウェーデンの製粉メーカーのレトロ広告

たとえばこの広告。「かわいらしいイラストがあしらわれた北欧の広告」という紹介でオシマイにしては勿体ない、”もったいないおばけ”がでる。

「大きな文字でBULLFESTブッルフェストと書かれているから、”菓子パンフェスティバル”の様子を描いているんでしょうね」という説明を加えることで、購入してくださる方に新しい物語が伝わり、より深い愛着が生まれると思うのです。

ちなみに「BULLFEST」は造語です。「BULLEブッレ」が菓子パン、「FESTフェスト」がフェスティバルのような意味。この2つをくっつけたのでしょう。

自分も何でも知っているわけではないのでいま調べましたが、「KUNGSÖRNENクングスオーネン」という製粉メーカーはいまでも現役ですね。1929年設立の会社だそうです。(Kungsörnen – recept och produkter för bakning och mat

細かい文字まで読んでみると、大まかに「ウチの小麦粉は安いよ!」とか「パンは栄養あるんだよ!」というアピールが書かれていました。

すべての品物に書かれている文章に目を通せるわけではありませんが、もしお目当てのポスターにどんな内容のスウェーデン語が書かれているのか気になればお尋ねください。店長か自分なら、分かる範囲でお答えします(東京蚤の市ではお手伝いいただく方もいらっしゃいますが、皆さんがスウェーデン語を深く勉強しているわけではないので)。

ところで、なぜこの広告を特に取り上げたかというと、コレですよ。シナモンロール。少年の手によって掲げられた、グルグルに渦巻いたシナモンロール。やっぱりスウェーデンのシナモンロールはこうあるべきなんじゃないかと。

そういえば「kanelbulle med skinka」で検索すると、1ページ目にあの時の記事が出てくるようになりましたね。「だから何?」だけど、目論見通り。

※ スウェーデン語絵本の登録の復旧はしばらくお待ちください

リッラ・カッテンの絵本、雑貨、あと雑用を担当。本を読むことよりも、大量に並んだ背表紙や古い本の雰囲気が好き。つまり、あんまり本は読みません。葛飾出身の日本人。インスタグラムは「@lillakattenpaper

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