ビョルネン日報@18年08月15日(水)はれ

18年08月15日(水)はれ。今日一日、お店であったあんなことやこんなことだったり、思ったことなどを綴ります。

現在お申込み受付している店内イベント

今後のガイダンス開催予定日
  • 08月23日(木)16時~17時
  • 08月25日(土)16時~17時
  • 09月13日(木)16時~17時
  • 09月22日(土)16時~17時
  • 09月27日(木)16時~17時

店内で開催予定のイベント

店外で開催予定のイベント

  • UPI アンプラージュインターナショナル 鎌倉店さんにて
    【鎌倉店イベント 8月24日】北欧野外文化倶楽部

    UPI 鎌倉店さんにて、リッラ・カッテン店長を講師として無料のスウェーデン語レッスンを開催することになりました。スウェーデンのトレイルについて書かれた本を教材にしてスウェーデン語を学びます。
    ※ お申込み方法はリンク先のページからご確認ください

今日のリッラ・カッテン

もういつだったか忘れてしまうくらい前、まだ暑さを感じない季節だったかと思いますが、「逗子市くらしのガイド」という冊子の取材をしていただきました。

いつも洋菓子教室に参加してくださっている逗子在住の方から「載っていたのを見つけました」ということでこの冊子を見せていただき、そのまま借りパクしてしまい申し訳ないです。気づいたタイミングでメールで連絡させていただきました結果、この冊子は頂戴することとなりました。ありがとうございます、そういう作戦じゃないです。

取材していただき、ありがとうございました。

ただ、もし一点言わせていただけるのであれば、そんなに”北欧”のことをよく知っている店ではないです。ちょっとニュアンスが違う箇所も散見されますが、店長と「まあしょうがないか」と(笑)。

“北欧風シナモンロール”と紹介していただいていますが、ウチでは”スウェーデン風シナモンロール”と謳っていますし、”北欧ではメジャーなケーキ”と紹介していただいていますが、たぶんスウェーデン以外の北欧諸国でメジャーはあんまりメジャーではないものも多いのではないかと。

リッラ・カッテンは基本的にスウェーデン以外の北欧諸国に関する知識に乏しいので、”北欧風”と紹介されるとちょっと戸惑います。

いや、”北欧風”という言葉が便利でキャッチーなキーワードであることはわかるんですけどね。でも、”北欧風”の定義をきちんと説明できるヒトっていないんじゃないでしょうか。自分は読者や視聴者または消費者の立場として”北欧風”のキーワードを目にした際には「よくわかってないんだろうな」と感じてしまうのです。

お店をオープンした当初はたしかに「北欧スウェーデン」と表記していましたけどね。でもウチの店の場合はテーマがスウェーデンとはっきり決まっているわけですから、なんとなく付けていた”北欧”の2文字を謳うことはやめました。もしホームページなどでそんな表記があったら名残です。

とはいえ、世間ではきっと「リッラ・カッテンは”北欧”がテーマのお店」という認識をしてくださっている方も多いことでしょうけどね。今後、どれだけの方を「リッラ・カッテンは”スウェーデン”がテーマのお店」という認識に変えていけるかというのは当店のテーマだと考えています。

今後もしも取材とかしていただける機会に恵まれたら「”北欧の”という紹介ではなく、”スウェーデンの”という紹介でお願いします」と伝えたいと思います。

こういう堅苦しいところとか、ライトに北欧という雰囲気を楽しみたいだけの層にウケないんでしょうけどねー。

とはいえ、スウェーデンでも同じような状況は見られます。

スウェーデンのなかには”和風?”な店もあります。日本人なら「なんだよ『物』って、小売店として曖昧過ぎだろ」と、ツッコみたくなる写真屋さん。

追記:ノルウェー語のアオキ先生から「Japan Photoはノルウェーにもあるよ」と教えていただきました、チューセンタック。調べたらデンマークで設立されたチェーン店で、ノルウェー&スウェーデンにも展開しているようです。チェーン店であることは認識していましたが、北欧各国に展開していたとは。言語的な理由かフィンランドには展開していなさそうですけど。

ニコンやオリンパスなど、日本の優れた写真機がウリであることを想起させようという魂胆でしょうけれども、ロゴからしてコレジャナイ感の漂うフォント。外国人の好きな漢字って、なんでこういう雰囲気になっちゃうんだろう…と感じませんでしょうか。

日本の”北欧風”がなんとなくであれば、スウェーデンの”和風”もなんとなく。でもこれがスウェーデン人のマジョリティのなかにある日本観なのでしょう。

あと、オンラインカジノの「Ninja Casino」とか。自分がスウェーデンを訪れていた時にバンバンTVでCMが流されていて、「ニンジャとカジノに何の結びつきが…」と愕然とさせられました。

あれかな。大当たり!と見せかけて、「愚か者目が、おヌシの目にした大当たりは幻覚じゃ!」となるのかな。そんなことされたら耐え忍ぶしかない。

…みたいに、異国の文化って少なからず現地の文化を交えて曲解解釈されるもののようですから。日本の北欧風とスウェーデンの和風、いい勝負じゃないでしょうか。

最後に私信、おハガキありがとうございました。

この前、ライムスター宇多丸氏がラジオで「トム・クルーズはキートンの系譜を汲んでいる」という旨の発言をさらりとしていたのを耳にしました。その意味が少し理解できたのは、あの映画を観てキートンに触れたおかげですね。

イベントの開催は来冬でしょうか。最低1作品は観に行きたいと思いますので、スウェーデン部門期待しています。

登録したスウェーデン語絵本情報:
Lena berättar av Inger & Lasse Sandberg(インゲル&ラッセ・サンドベリィ)

この本が始まるとき、レーナは5歳です。そのときの彼女の様子はこの本の表紙のような感じ。この本が終わるころにはレーナは7歳になっていて、ちょうど学校に通い始めたころです。そのときの彼女の様子は70ページ目のような感じです。レーナは背の高いマンションに住むことについてだったり、日々の暮らしについてだったりを語ります。芸術家であるパパが絵を塗るのを手伝ったり(ただしレーナの考えとは違い、パパはそんなにお手伝いを喜んでいたわけではありませんが)ママが弟のヨーナスの世話をするように人形のトゥッタンと一緒に遊んでいる様子、パパがママから掃除機を借りたときの話、おばあちゃんの家の湯船にいたカエルの話、ダックスフントのヤッシと映画館に行った話、ヨーナスがスサンヌのところで髪を切った話などを語ります。レーナのなかの小さな小さな世界ではいろいろなことが起こるので、レーナがほかのこどもたちにその様子を語りたくなるのは不思議なことではありません。レーナもおそらく一緒だったでしょうけれども、ラッセ・サンドベリがこの本の絵を担当しました。

ビョルネン・ソベル

リッラ・カッテンの絵本、雑貨、あと雑用を担当。本を読むことよりも、大量に並んだ背表紙や古い本の雰囲気が好き。つまり、あんまり本は読みません。葛飾出身の日本人。インスタグラムは「@lillakattenpaper

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