ビョルネン日報@18年05月08日(火)くもり

18年05月08日(火)くもり。今日一日、お店であったあんなことやこんなことだったり、思ったことなどを綴ります。

リッラ・カッテンにおけるスウェーデン語講座のレッスン体系が新しくなります。はじめてスウェーデン語を学ばれる方には、まずスウェーデン語についての「ガイダンス」の時間に参加していただきます。リッラ・カッテンにおけるスウェーデン語講座の概要についてはスウェーデン語教室「Kattkulla(カットキュッラ)」のページをご覧ください。

今日のリッラ・カッテン

終わるなら、失くしてしまえ大連休。ということで、ゴールデンウィークも終わりました。かつぶしにも同じ主旨のことを書きましたが、長期連休はなんだかありがたいような、ありがたくないような。

店長はマディッケンと実家への帰省(そんなに遠くではないけれど)、一方で自分は極めて高尚な文化作品に触れておりました。新本で漫画を買ったのはいつぶりだったろう。

タイトルは「これで終わると思うなよ」ではなく、「ポプテピピック」というのがこの漫画の正しいタイトル(なんで表紙カバーを外した写真なのかは詳述しませんけど、自分なりの気遣いです)。最近アニメ化されたものが最終回を迎えた作品なのですが、テレビ放送とほぼ並行してNetflixで配信されていたものを観ていたのです。

原作は4コマ漫画ですけど、まあオススメしません、できません。仮にもスウェーデンやら北欧やらに興味のある方の大半には( ゚д゚)ポカーンな内容ですから。いや、正確には大半の人類にとって( ゚д゚)ポカーンな内容です。シュルレアリスムです。

自分が何に魅かれてわざわざ新本で購入したのかというと、この作品が(一部)世の中にウケた理由が知りたかったから。その理由に近づくためには、自分もポプテピピックという滝つぼに飛び込んでみる必要があると考えたのです。

ありとあらゆる正攻法てきなアイディアが出尽くしてしまった現代において、これだけワケのわからない内容の作品が輝きを得られた背景には何があるんでしょうね。

ポプテピピック 98ページより(竹書房刊)©大川ぶくぶ

自分も他人に何かを相談すると「無理だと思うよ」なんて答えが返ってくることが多い人間なので、ポプテピピックがアニメ化に至るまでのあいだに潜り抜けてきた”アタマの堅そうな大人たち”との攻防を想像しては「よくアニメにできたもんだね」と感心してしまいます。

絶対に「こんなの人気が出るわけない」と反対したヒトもいると思うのですが、それが話題の作品となってしまったわけですから。何に関しても反対するのってラクなんですけどね(個人的にはアイディアに反対を出すのにも作法があると考えていますが、そのハナシは長くなるので割愛)。

いささか自分の空想を含んでいますが、そういった壁を乗り越えてまで、この作品をアニメ化しようと目を付けたヒトたちはスゴイですね。

んー。ポプテピピックって、アニメ好きなスウェーデン人が観ても面白いのかな。

ビョルネン・ソベル

リッラ・カッテンの絵本、雑貨、あと雑用を担当。本を読むことよりも、大量に並んだ背表紙や古い本の雰囲気が好き。つまり、あんまり本は読みません。葛飾出身の日本人。インスタグラムは「@lillakattenpaper

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