ビョルネン日報

ビョルネン日報@18年01月16日(火)はれ

18年01月16日(火)はれ。今日一日、お店であったあんなことやこんなことだったり、思ったことなどを綴ります。

今日のリッラ・カッテン

今日の出来事ではないけれども、そろそろスウェーデンから古本を取り寄せようかなって思います。年末年始を利用してネットショップも改修しようと思ったのですが、結局だらだら過ごしてしまって、そこまで手が回りませんでした(正直)。店内にも在庫データベースに未登録の本が山積みになったままなんですけどね。でも、そろそろ仕入れようかなって。

ぶっちゃけ、スウェーデン語絵本の部門では大きな利益は見込めませんからね。人件費まで考慮すれば完全に赤字事業。スウェーデン語絵本専門店としてやっていた、前身のLilla Bokhandelnのときも趣味だったから続けられたわけであって、決してそれで生計が成り立つものではございません。

世間が一番知りたいであろう部分、値段の付け方ですが、Lilla Bokhandeln時代の値段の付け方については明かしましょう。1冊売れれば粗利が1,000円うまれるくらいを想定して値段を付けてました。そこから自分たちの人件費とかを考えたり、在庫リスクなども考慮すると、まあ趣味ですよ。たとえば新本として1,500円くらいで購入した絵本は、日本への送料を一冊当たり300円だとして(まとめて送るけど)、そこに利益の1,000円を乗せると、販売額2,800円となっていたわけです。

いまでも2,800円の値段がついてる絵本が多いですが、そこらへんがスウェーデン語絵本に強い興味を持っていない方が買ってくれそうな値段設定の限界だと思っています。仕入れ値とか、希少性、需要とかを考慮して値段は変化しますけれども、可能な限りは2,800円を超えないように値段をつけたいなと。

そう、スウェーデン語絵本屋さんというものは儲からないのだ。誰にも訊かれていないけれども、おわかりいただけただろうか。でも儲かる儲からないを度外視してやっているからこそ繋がる人間関係もあるわけで、どんな世界でも飛び込んでみないことには何が起こるかわからないものです。

「現地に買い付けに行かれるんですか?」という質問をしてくださる方もいらっしゃいますが、「もし自分がスウェーデンへ直接買い付けに行ってよければ、本の販売価格は2倍になりますよ」とお伝えしたい。オトナなので、質問をいただいたその場では実際はもうちょっとキレイに返答していますので、ご心配なく。

売れ筋のアストリッド・リンドグレーン作品ばかり取り揃えればラクですけどね。でもそれじゃ意味がないのです。ほかのお店で扱いに困るようなスウェーデン語絵本を扱ってこそ、リッラ・カッテンの存在意義が保てると思うので、誰も見向きもしないようなアヴァンギャルドな品ぞろえを追求していきたいと考えています。

ちなみに写真は、いま世間を賑わせている話題の…脇役的な立ち位置にされてしまっている「小さなバイキング ビッケ」の原作である児童文学作品。意外とスウェーデン語のレベルが高くてスラスラと読めるものではないのですが、お気に入りの一冊です。

さて、どのような本が仕入れ可能か、この後チェックしてみようと思います。

今日のまっしぐら

今日もマタタビさんから戴きもの。ありがとうございます。

店長からのメールには「蝋の花をもらったよ」とあったのですが、「え、蝋の花っていう種類の花があるの?」って、二人でそんな会話を夕方あたりにしていました。改めてチェックすると、蝋梅だそう(へぇ~)。あと、写真には写っていませんが、お茶もありがとうございました。

それから別のマタタビさんであるトーベさんから、いくらあっても困らない柑橘類をいただきました。感謝です。今年の冬は柑橘類に困らないぞ。

冬に実をつける柑橘類って偉いなって、今年特に感じています。柑橘類に黄色が多いのは、きっと太陽の色なんだって、ちょうど今日そう思ったところでした。そういえばベスコフ作品に”おひさまのたまご”なんてあったな、なんて

本日の駄文:今日もまかないシナモンロール

スウェーデンとの関連性が高いお店に携わっている人間として、巷をにぎわせているセンター試験の”ムーミン問題”について何か発信したほうがいいのかな、なんて思いましたが。

まず、”ムーミン問題”に対して、「大阪大学大学院言語文化研究科スウェーデン語研究室」が正面から学問的に考察してくださっているので、そちらへのリンクを貼らせていただきます。いつまで公開されるのかはわかりませんけれども。

大阪大学外国語学部スウェーデン語専攻ページ内:
平成30年度大学入試センター試験 地理歴史(地理B)第5問問4への見解

こういうビミョーな問題に対して、正解を世に発信するのは専門家として素晴らしいです。北欧に対して正しい知識を持つ人間を育てる教育機関として、今回の問題に対してこのような声明を発信することで、社会的責任を全うしようとする姿勢がうかがえます(偉そうでスミマセン)。われらが母校である東海大学からは何かしら声明があるのでしょうかね。

そして、この問題に対する自分なりの見解も持っています。いつぞやのように、センシティブな問題については「あなぐら」で展開し、少し人目から遠ざけさせていただきますので悪しからず。

ビョルネン・ソベル

コメントを残す