ビョルネン日報@17年09月19日(火)はれ

17年09月19日(火)はれ。今日一日、お店であったあんなことやこんなことだったり、思ったことなどを綴ります。

現在お申込み受付している店内イベント

初心者向けスウェーデン語講座のお申込みについて、現在は9月30日(土)のみの募集となります。

今日のリッラ・カッテン

この日報を御覧頂いている方に改めてラクリスの説明をするまでもないと思いますけどね。今日、自分の目の前にラクリスの袋が姿を現しました。

たしか大学2年生時に研修旅行で訪れたコペンハーゲンで”誤食”した以来でしょうか。かれこれ10年以上もの間、ラクリスをクチにすることはありませんでした。さすがにその間に色々なものを食べられるようになってきたので、そろそろラクリスだって食べられるようになっているものかと思ったんですけどね。

ネタではなく、自分にとってはシュールストレミングの方がマシですな。

そしてこのような豪勢な盛り付けがされたスウェーデン洋菓子たちがテーブルに並びました。1、2、3、4…とりあえずたくさん並びました。すくなくともスウェーデンにおけるホームパーティーのホスト役に課せられるエチケットである「最低7種類を用意する」というミッションはクリアしています。

さすが店長。リッラ・カッテンがオープンして以来の最高に豪華な盛り付けが成されました。

そうです、スウェーデンからお客様がいらしたのです。リラブ時代から含めてカッテンを陰で支えてくれているリカード、そしてその友人のマックス&ハンナ(敬称略)という、3人のスウェーデン人がお店を訪ねてきてくれました。2週間ほど日本に滞在する予定なのです。

この3人のスウェーデン人の訪問にあわせて、スウェーデン語レッスンの参加者さんや、リカードの旧知の方まで、たくさんの方が集まってくれたのです。リカード担当の隔週土曜日の夕方からひっそりと開催している「スウェーデン語コミュニケーションカフェ」でいつもスカイプを通して会話をしているけれど、実物のリカードと会うのは初めてという方も。

せっかくスウェーデン語を勉強しているのにスウェーデン人と会話をする機会は少ないですからね。3人とも日本にまったく縁がないというわけではなく、リカードとハンナは結構日本語を理解してくれるし、マックスもゆっくりと喋ってくれるので、「あ、スウェーデン語で会話ができた!」みたいな嬉しい体験ができたのではないでしょうか。

かく言う自分自身、日常でスウェーデン語を発する機会もそれほど多いわけではありませんからね。自分も勉強させてもらいました。日常会話における語彙力や表現力を伸ばさないとね。

そして帰り際にマックスが言ってくれた「この店は本当にスウェーデンみたい。友人にも紹介する!」という言葉が嬉しかったです。さよならさんかく、またきてしかく。

絵に描いたような成金。リカードに1年ほど建て替えてもらっていたスウェーデンクローナを、一気に日本円で返したのです。スウェーデンはキャッシュレス文化ですから、物珍しさも手伝ってテンション上がってました。

「中野のまんだらけに行く予定」とか言っていましたが、テンションのせいで高価なフィギュアとか買わないように。残りの日本滞在を楽しんで。

本日の駄文:今日もまかないシナモンロール

今日の店内で繰り広げられたスウェーデン人と日本人の交流を見て、「英語でのコミュニケーションじゃ、ここまで盛り上がらないよね」と改めて思いました。

片言交じりのスウェーデン語と日本語で、言葉以上のコミュニケーションが生まれているんですよね。お互いが相手の言葉の意味を一生懸命汲み取ろうとする感じ。

多分、日本人は日本人で「こんなちっぽけな国の言語に興味を持ってくれているなんて!」と思っていますし、一方でスウェーデン人は「こんなちっぽけな国の言語に興味を持ってくれているなんて!」と思っていますし。アレ?一緒じゃん。

日本は島国気質、スウェーデンは小国気質。根っこは違えど、その上に生まれた謙虚さのおかげでお互いの気質の相性がいいのかな、なんて。まあ、日本人にもスウェーデン人にも五月蝿いヒトはいますけどね、にんげんだもの、みつをだもの。

勝手な想像ですよ。

ビョルネン・ソベル

リッラ・カッテンの絵本、雑貨、あと雑用を担当。本を読むことよりも、大量に並んだ背表紙や古い本の雰囲気が好き。つまり、あんまり本は読みません。葛飾出身の日本人。インスタグラムは「@lillakattenpaper

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