ビョルネン日報@17年03月16日(木)くもり

17年03月16日(木)くもり。今日一日、お店であったあんなことやこんなことだったり、思ったことなどを綴ります。

現在お申込み受付している店内イベント
※ スウェーデン語講座(初級B)は満席となりました!

次回のスウェーデン語レッスンのお申込みを昨日より開始しています。初級Bは早速お申込みをいただき募集終了となりましたが、「初級A」と「スウェーデン語コミュニケーション」については引き続きお申込み受付中ですので、スウェーデン語に触れてみたい方よろしくお願いします。

まずは「おめでとうございます」から。

今日はお向かいのサロンデイでドライバーをされているオトウサンから、誕生日ケーキをオーダーいただいていたのです。普段はホールケーキとして提供していないダブルチョコレートケーキ。

オトウサンには以前にもお祝いの際にケーキをオーダーしていただいたこともあり、ふたたびリッラ・カッテンのケーキを選んでくださったことはとても光栄なことです。しかも今回はご自身の誕生日のためのケーキということで、自らが率先してそうした買い物をなさるってステキなことですね。

改めて、(実際の誕生日よりも少し早いですが)誕生日おめでとうございます。

誕生日のメッセージはスウェーデン語で「Grattis på födelsedagen」、つまりは「お誕生日おめでとう」です。普段はこうしたホールケーキをご注文いただいた際には英語のメッセージにするのですが、開店前からリッラ・カッテンのことを気にかけて下さったりと当店に縁深いオトウサンのことなので、店長が意図的にスウェーデン語にしたそうです。店長曰く、オトウサンは「変わったの好きだから」と。

「スウェーデン語の誕生日メッセージが書かれたクッキー付きの誕生ケーキを食べた」というエピソードが長いこと思い出として残りますように。

さて、本日は和菓子づくりのワークショップの日でした。

こちらの写真は参加者さんによる作品。とても謙遜されていらっしゃいましたが、正解を知らない人間からすると十分にお上手に仕上がっているのでご心配なく。

スウェーデン洋菓子店で和菓子という一見すると異様な組み合わせではありますが、店長が卒業した製菓学校で和菓子づくりを専攻した経歴からすると和菓子のワークショップを開くことは自然なことなのです。

ワークショップの最中はできるだけ写真を撮るようにしているのですが、いつも「手元だけしか写しませんから」とお伝えしています。しかし、そう告げると「えー」という残念そうな声が。

「え、顔写ってもいいんですか?ホントにいいんですか?」と確認してOKいただいたので、ワークショップ参加者さんとして初めてはっきりと顔が写った写真を使わせていただきました。ありがとうございます!顔が写ることによって、やっぱりその場の空気感がはっきりと伝わりますので、これは嬉しいことです。

作業の途中で写真を撮らせていただいていると「顔はいいんだけど、(和菓子作りの)腕はねぇ…」との声が聴こえた気がします。毒蝮三太夫とかお好きなタイプとお見受けしました。

これまでスウェーデン洋菓子のワークショップを傍らで見てきたのですが、和菓子のワークショップの参加者さんの感動のツボっていうものって違うもんだな、と感じました。感動のツボがものすごく繊細なんです。

例えるなら、ハリウッド映画のような派手さがなくても、スウェーデン映画のような小さな出来事で十分に感動できるというイメージ。自分は少し離れたところで作業をしていたのですが、「え、そこで感動できるの?」というところで感嘆の声が上がるのがスゴイな、と。

和菓子が繊細であるなら、和菓子ファンも繊細なようです。流行に乗らずに自分の価値観を大切にできる方が多いのでしょうね。

自分は洋菓子派ですが、「どら焼き(粒あん限定)」と「雪見だいふく」は好んで食べます。

そして和菓子ワークショップに参加してくださった手芸愛好家のLykkeさんから、思いがけず小さな贈り物をいただきました。それはそれはイイ感じに無表情のネコ…の方ではなく、ご自宅で採れたというクリスマスローズです。

もう花が散る一歩手前かも、ということですが自宅で採れた植物をわざわざ持ってきてくださったその気持ちが嬉しかったです。シベはほとんど落ちてしまいましたけれども、花びらはもう数日間ほど楽しめそうですし。本当にありがとうございます。

その後、無事に洗濯機の修理屋さんとの待ち合わせ時間に間に合いましたかね。

さて、昨日の日報でも触れましたが「月に1度来たくなる店」を目指して少しだけ作業を進めました。とは言え、チェキで食器の写真を撮っただけですけれども。

あんまり引っ張ってもハードル上がるのでココではプランを明かしておきますが、希望があればイートイン時に使用する食器を選べるようにしようかと考えています。まだどのようにして選択してもらうようにするのか決めていないのですが、上記写真にある食器は選べますのでイートイン時に使用を希望する食器があればお伝え下さい。

ビョルネン・ソベル

リッラ・カッテンの絵本、雑貨、あと雑用を担当。本を読むことよりも、大量に並んだ背表紙や古い本の雰囲気が好き。つまり、あんまり本は読みません。葛飾出身の日本人。インスタグラムは「@lillakattenpaper

コメントを残す

2024 © スウェーデン菓子「リッラ・カッテン」