ビョルネン日報@17年02月28日(火)はれ

17年02月28日(火)はれ。今日一日、お店であったあんなことやこんなことだったり、思ったことなどを綴ります。

日報を書こうと思い、パソコンのページを開くやいなや六本木のリラ・ダーラナのオーナーシェフからメッセージが。「明日15時SR3で生中継します!(原文ママ)」と。

『SR3』はスウェーデンの国営ラジオ番組のひとつである『Sveriges Radio P3』と判断して、「SR3って、Sveriges RadioのP3ですか?」と送ると「です(原文ママ)」の返事が。でも、番組名もわからないし、時間も15時なのかどうかもよくわからんという曖昧情報。

とりあえず明日は店で流しているラジオを通常のP4 GöteborgではなくP3にしておきたいと思いますが、本当にリラ・ダーラナがSveriges Radioで登場するのか、そして時間は合っているのか。ダメ元で流しておきます。

スウェーデンは本日「セムラの日」にあたる「Fettisdag(フェッティスダーグ)」なので、リラ・ダーラナのラジオ出演依頼は、日本におけるセムラについてのインタビューだったりするんですかね。

自分自身、ラジオで流れるハナシの内容が理解できるほどスウェーデン語が堪能ではありませんが、たしかにラジオではひっきりなしにセムラが話題に上がっていました。

『ラクリスセムラ』という単語も聴こえてきましたが、スウェーデンだったらやりかねないですね。ラクリスを口にしたことのある多くの日本人のアタマのなかでは「ラクリス=マズイ」という方程式が成立していますけれども。

さて、FacebookとTwitterでもお知らせさせていただきましたが、本日02月28日(火)から03月04日(土)まで、リッラ・カッテンの開店から半年を記念して、イートインご利用に限り「ケーキとコーヒー(ドリンク)セットで税別500円」をやっています。

今日は一時的にではありますが店のイートインスペースがギリギリになる時間もありましたが、狭くてもよろしければできるだけなんとかします。電話で店内の様子を問い合わせていただければ安心ですね。

時間に余裕のある方は神武寺までの軽いハイキングもついでにどうぞ。

先日届きました。ノルウェー語絵本の日本語訳版「うちってやっぱりなにかへん?」です。さすがに近所の本屋には高確率で売っていないので、hontoというサイトで注文しました。

本が自宅に届くと、本の入っている段ボールをマディッケンがすぐに開けたがりまして。段ボールを開いて本が見えるとマディッケンがすぐに欲しがりまして。渡さないと奇声を発するので、しょうがないから本を渡して自分は風呂掃除のため離席。リビングに戻ってくるとマディッケンの手にはクシャクシャになった本の帯が。それだけで済んだのなら安いものです。

日本における現在のノルウェー文化普及活動を牽引しているであろう青木順子さんによる訳本ということで、青木さんの生徒さんがどなたかいらしてくださったときに閲覧できるようにお店に置いておきます。でも、建前としては「お店では試し読みに留めていただき、じっくりとご自宅で楽しむために購入してください」ということにしておきます。

そして、お店のオープン半年のお祝いをいただいてしまいました。

前回の東京蚤の市での出店をお手伝いしてくださったり、お店にもちょこちょこ顔をだしてくださるフィンランド専攻の「トナカイさん」から、とつぜん植物が店に届くというサプライズ。何の植物が入っているかと思いワクワクしながら荷をほどきました。

♪ トナカイさんから植物ついた
♪ 店長さんたらよく見ず食べた
♪ しかたがないからお手紙書いた
♪ さっきの植物お名前なあに?

と、童謡「やぎさんゆうびん」の替え歌を頭のなかで再生しながら。開けてみると桃の花でした。北欧文化に傾倒しすぎず、日本文化も忘れないところが素晴らしいです。イースターに桃の花を飾るのもアリです。本当にありがとうございます。

ちなみに桃の花を生けたのは、図らずもフィンランドのアラビア社製造の花瓶。フィンランド専攻のトナカイさんから贈られた桃の花にピッタリです。一応、売り物としてスウェーデンで購入してきたものの持て余して店の奥に転がっていたのですが、こうして実際に枝のある植物を入れてみるといいものですね。

そしてこんなものまで。植物の標本だそうですが、こういうものが売られているんですね。陽の当たりづらいところにもグリーン要素が配置できるので助かります。

そんなこんなで、スウェーデン文化を中心に構成しているリッラ・カッテンに、少しだけノルウェー色とフィンランド色が加わりました。こうしてお互いの専門の国同士でエールを送り合う関係になれるのが”北欧関係者同士のいいところ”だなと思います。

ちなみにリッラ・カッテンで使用している時計&イスはデンマークのものです。

ビョルネン・ソベル

リッラ・カッテンの絵本、雑貨、あと雑用を担当。本を読むことよりも、大量に並んだ背表紙や古い本の雰囲気が好き。つまり、あんまり本は読みません。葛飾出身の日本人。インスタグラムは「@lillakattenpaper

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