ビョルネン日報@16年12月15日(木)はれ

16年12月15日(木)はれ。今日一日、お店であったあんなことやこんなことだったり、思ったことなどを綴ります。

本日も日付変わってからの日報となりましたが、通勤電車の中に揺られながら御覧くださっている方もいらっしゃるのでしょうか。横浜から新宿まで通勤していたこともありますが、その長かった通勤時間がこれだけ短縮されたというのに未だに時間が足りないと感じてしまう人生。人間の欲は際限ないですね。

とまあ、特に今日の出来事と関係ないのですが、今日も色々とありました。

先日、12月22日(木)放送のラジオ出演の打ち合わせに当店までお越しくださった担当者さんのお仕事のひとつであるフラワー教室の運営。開店当初から店外に下げていたリースがボロボロになってしまったので、以前から新しいリースが欲しいと思っていたところだったので「リースをお願いできたりするんですか?」と伺っていたのでした。

自分が店に到着する前。担当者さんが電車に乗るついでに、完成したリースを届けてくださっていました。店外に長く吊るせること、そして緑ができるだけ長く映えること、というお願いをしていたのですが、いい感じにモッサモサのリースを作ってくださいました。

モサモサではなく、モッサモサ。

リースを制作してくださったフラワー教室さん
ママとキッズのフラワー教室「atelier FIKA(フィーカ)」

ご縁が深いと思えるのは運営されているフラワー教室が「FIKA(フィーカ)」であること。コーヒータイムを表す有名なスウェーデン語ですが、スウェーデン語を冠したフラワー教室を運営されている方との接点、大事にしていきたいです。

さて、本日のメインイベントだったのはこちらのページで告知させていただいていた「サフランパンとジンジャークッキーを作ろう!」のワークショップ(以降:WS)。

遠方からも近郊からもご参加いただき、ありがとうございました。当店にとって初めてのWSだったこともあり、ご不便をおかけした場面もあるかもしれませんけれども、楽しんでいただけたご様子で安心しました。同じWSを土曜日にも開催しますので、機会を改めて今日の様子を紹介したいと思います。

ちなみに先行してちょっとお知らせ。1月も2月もスウェーデン洋菓子をテーマとしたWSを開催します。1月は「キャロットケーキ」、2月はなぜか人気者の「セムラ」の予定。

ここで「セムラ」について詳しくは説明しませんけど、気になった方は画像検索してみてくださいな。似ているけれどもシュークリームではない…ということは言っておきますが、なんでこんなに日本でセムラが有名になったのか。でてこい責任者。

詳細はまたSNSやら日報でお知らせします。

そしてお店に新登場したスウェーデン洋菓子。昨日の日報に掲載した画像のレシピ本に載っていた「Snoddas(スノッダス)」というもので、クラシカルなスウェーデン洋菓子らしいです。見た目は極めて地味ですが、実際に食べてみるとたしかにものすごくスウェーデンらしい味が口に広がります。

いい意味に捉えていただいても悪い意味で捉えていただいてもいいですが、正直な感想を書きます。「スウェーデンのスーパーで適当に甘いものを食べようと手に取ったお菓子の味」です。が頭のなかに呼び起こされました。ある意味で一番スウェーデンらしい味を経験できるスウェーデン洋菓子かもしれない。

日本人のクチに合うようにレシピに工夫を加えているケーキやクッキーが多いですが、これは逆にスウェーデンらしい味はこういうものだという文化体験ができるものとして、敢えてそのまま提供し続けるのもアリなのではないかと。

ところでこのスノッダスというスウェーデン洋菓子。店長曰く、六本木の北欧レストラン『リラ・ダーラナ』でバイトしていたときにもデザートとして焼いていたとのこと。

スノッダスは別名「Kärleksmums(シャーレークス・ムムス)」と呼ばれるらしいので、リッラ・カッテンで提供する際にはこちらの別名を使おうということになったのですが、この名前をどう翻訳するかについて軽く紛糾。「kärlek」の部分は問題なくて、「恋」とか「愛」とかそんな感じで、むずかしいのは「mumus」の方。

「ムムス!」と叫べば「ウマイ!」みたいな意味になります。店長には言っていませんが、個人的に「恋うまし」は語呂がいいと思うんですけどね。その響きはまるで戦前から活動していた兄弟漫才師「夢路いとし・喜味こいし」のようで、とても上品。そうでもないか。

まあ、5分たらずの議論を経て「恋の一口」という名前になったのですけれども、今日レジに立っていて思いました。「この名前、注文しづらくないですかね?」と店長とふたたび議論。「『恋の一口』をひとつ」とか、なんか言いづらいのではないかと、AKBじゃないんだから、モーニング娘じゃないんだから。

明日には店頭に出すときに、ちょっと名前変えていると思います。

mvh ビョルネン・ソベル

リッラ・カッテンの絵本、雑貨、あと雑用を担当。本を読むことよりも、大量に並んだ背表紙や古い本の雰囲気が好き。つまり、あんまり本は読みません。葛飾出身の日本人。インスタグラムは「@lillakattenpaper

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