展示会のお知らせ@2018年10月02日(火)~31日(水)『リンドグレーンの描く、世界の子供たち写真絵本展』

2018年10月02日(火)より、リッラ・カッテン店内にある「御魚ギャラリースペース」にて展示会『リンドグレーンの描く、世界の子供たち写真絵本展』を開催します。

先人たちにより日本でも多くの作品が翻訳・出版されてきたアストリッド・リンドグレーン作品。スウェーデン児童文学者を代表する彼女の作品のなかで、これまで日本語に翻訳されず、ほとんど紹介される機会がなかったであろう絵本シリーズが存在します。

写真家アナ・リューキン・ブリックが撮影を担当し、世界の子供たちをテーマにした写真絵本シリーズ。特にシリーズに名前がついているわけではありませんが、「世界の子供たち写真絵本シリーズ」とも呼べるこの連作において、じつに9作品に対してリンドグレーンが文章を担当しました。

舞台となったのは1950年代から1960年代。まだメディアが発達しきっておらず、世界の国々ではどのような暮らしをしているのかが十分に情報として得られないような時代、リンドグレーンは世界の子供たちにどのような文章を当てたのでしょうか。

予定している展示内容

  • 展示内容をまとめた図録の販売を予定(18年09月15日現在制作中)
  • アストリッド・リンドグレーンが文章を担当した「世界の子供たち写真絵本」シリーズのうち9作品を手に取れる状態で展示
  • 撮影を担当したフォトグラファー「アナ・リューキン・ブリック(Anna Riwkin-Brick)」の紹介
  • 日本を舞台にした写真絵本「Eva möter Noriko-san(エーヴァ、のりこさんに会う)」の独自日本語訳テキストの公開
  • 「Eva möter Noriko-san(エーヴァ、のりこさんに会う)」初版本の展示(展示のみ閲覧不可)

シリーズのなかには「Eva möter Noriko-san(エーヴァ、のりこさんに会う)」という日本を舞台とした作品もありました。リンドグレーンの描いた日本という国は日本人の目から見てどう映るでしょう。

スウェーデン語で書かれた文章を理解することは難しいかもしれませんが、今回の展示では期間中この作品のみ全文日本語訳したものを用意しておきます。

開催予定期間2018年10月02日(火)~10月31日(水)
※ 開催日および開催時間はリッラ・カッテン営業日に基づきます
入場料・観覧料無料

なお、このイベントによる収益の一部は次回以降の展示会の資料購入資金に使わせていただきます。今後、このような展示会を通じて継続的にまだ日本に紹介されていないスウェーデン語絵本に関する情報を発信していくことが目標です。

展示に関するお話会について

この展示会の内容に関連したお話会を開催します。展示会では各作品に対する簡単な説明をパネルにしてご用意しますが、より深くこの展示を楽しんでいただけるような四方山話をお伝えします。

お願いとご注意

未就学児のお子様は展示物への接触をご遠慮ください
本は手に取ってご覧いただけるようにする予定ですが、入手が困難な貴重な本を展示しています。一部の本は古く壊れやすいものとなっているため、扱いに注意が必要なものもございます。よって、誠に勝手ながら未就学児のお子様が展示されている本に触れることはご遠慮下さいますようご協力をお願いいたします。
イートインスペースへの持ち込みは禁止です
意図せず本が汚れる可能性があるため、原則としてイートインスペースへの持ち込みは禁止とさせていただきます。
本の内部の撮影はご遠慮ください
本の表紙の撮影は可能ですが、本の内部の撮影はご遠慮ください。
リッラ・カッテンの絵本、雑貨、あと雑用を担当。本を読むことよりも、大量に並んだ背表紙や古い本の雰囲気が好き。つまり、あんまり本は読みません。葛飾出身の日本人。インスタグラムは「@lillakattenpaper

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