ビョルネン日報@17年09月09日(土)はれ

17年09月09日(土)はれ。今日一日、お店であったあんなことやこんなことだったり、思ったことなどを綴ります。

「プリンセスケーキを作ろう!ワークショップ」の残席は9月16日(土)の1席のみです。

今日のリッラ・カッテン

昨日の日報の最後に示唆したこと、憶えていらっしゃいますでしょうか。

書きましたよね、ちゃんと書きましたよね?「今日はちょっとしたいただきものなどしましたし、明日それらについてお見せできれば。」って。きっと昨日のことなんて”ネクストコナンズヒント”くらい、誰も気にしていないでしょうが、ちゃんといただいたものをお見せします。

先日のザリガニパーティーに参加してくださった方から、絵ハガキをいただきました(いつもありがとうございます その1)。いただいたのは絵ハガキだけですが、このクマが何者であるかわかりやすいように、お店に置いてあったピクシー絵本も添えて写真に収めました。

デンマークの人気キャラクターである、「RASMUS(ラスムス)」というクマの絵ハガキでお便りをいただいたのです。しかし複雑なことに、このクマの名前が日本では2種類あるようで、現在は本国デンマークや隣国スウェーデンと同じように”ラスムス”と呼ばれているようですが、かつては”ペッチ”と呼ばれていたようです。

池畑慎之介なのかピーターなのかハッキリしてほしいと考えてしまうタイプの人間にとってはモヤモヤが残りますが、古き良き”ペッチ”時代の絵ハガキをチョイスしてくださったところは流石でございます。重ねて御礼申し上げます。

そして、こちらのプラ板で作られたアクセサリーをいただきました(いつもありがとうございます その2)。アストリッド・リンドグレーン原作の「Vi på Saltkråkan(邦題:わたしたちの島で)」が本国スウェーデンで映画化された際に作成されたポスターに描かれた主人公チョルベンをモチーフにしたものです。オトナがちゃんとプラ板でモノを作ると、こんなに立派なモノができるんですね。

このアクセサリーを気に入った店長は、さっそく自分のエプロンに付けていました。

ちなみにこの「わたしたちの島で」は日本語で翻訳出版され、映画も制作から50年周年を迎えた2014年に「なまいきチョルベンと水夫さん」というタイトルで日本で上映されました。

画像は児童文学作品としてオリジナルで描かれたチョルベンの挿絵ですが、映画版でチョルベン役に抜擢された子どもの容姿が完全にチョルベンそのもの。よくこんなに印象がそっくりな子どもを見つけてきて映画に出演してもらったな、と。一見の価値アリです。

包み隠さず言いますが、自分は本も映画も未見なんですけどね。でも、アクセサリーのおかげで映画をちょっと観てみたくなりました。ネットで予告編を観てみましたが、スウェーデンの子ども向け映画に登場する子役たちの演技が上手なことにいつも感心してしまいます。

“水夫さん”って、イヌのことだったんだね。

本日の駄文:今日もまかないシナモンロール

ちょっとだけ涼しさもでてきたので、今日は自転車で山向こうの東逗子駅前にある惣菜店まで唐揚げを買いに行きました(名物のチーズロールという惣菜も)。

お店の名前は「チキンノグチ」というのですが、唐揚げを入れてもらっていた紙袋に印刷された店名のロゴを見て、「こんなロゴデザイン、自分には絶対にできないな」と思いました。

想像ですが、このロゴの佇まいから察するに、おそらくパソコンがない時代から使われているロゴだと思うんですよね。ということは、手描きでこのロゴのバランスを整えなくてはいけないわけで、こうした小さなお店のロゴにもプロの手が入っていたんだなとしみじみ眺めてしまいました。

かく言う自分も、リッラ・カッテンで使用するあらゆるもののデザインの真似事はさせてもらっています。デザインを外注している経済的余裕がないというのもありますが、たとえヘタでもできるだけ自分たちの手で自分たちを表現することが大事だと思っています。そこでいくと、仮にお金があってもデザインのを外部の方にお願いするということは避けたいというのが本心ですかね。

とはいえ、自分は先述のロゴのように手で何かをつくるようなことはできず、こうやってパソコンのチカラを借りないと何もできないわけですけれど。斬新なデザインをつくることはできません。でもそうやて出来上がった普遍的なデザインをベースとして、ちょっとだけでも自分たちに表現できなさそうなエッセンスを一滴加えることはしたいなと考えています。

というわけで、いつになるか明確になっていませんが、近々クッキーのパッケージのリニューアルを検討中でございます。いままでの包装が全然ダメというわけではないのですが、よりいいモノを目指すことは必要ですから。

クッキーの味は変わりませんけど、パッケージが変わることでココロの捉え方が変われば少しだけ風味が変わるのかな。かき氷のシロップの味は同じなのに着色料と香料を変えているだけというハナシもありますしね。

ビョルネン・ソベル

リッラ・カッテンの絵本、雑貨、あと雑用を担当。本を読むことよりも、大量に並んだ背表紙や古い本の雰囲気が好き。つまり、あんまり本は読みません。葛飾出身の日本人。インスタグラムは「@lillakattenpaper

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