ビョルネン日報@17年07月29日(土)くもり

17年07月29日(土)くもり。今日一日、お店であったあんなことやこんなことだったり、思ったことなどを綴ります。

スウェーデンの夏の風物詩である『ザリガニパーティー(Kräftskiva)』をリッラ・カッテン風にアレンジして開催することになりました。詳しくは上記のリンクから詳細ページをご覧ください。

今日のリッラ・カッテン

クッキーです、いわゆるステンドグラスクッキー。近々行われる結婚式のプチギフトとして依頼をいただいたもので、今日はその梱包作業をしていました。

パッケージして、『北欧イメージ柄小箱』に入れます。写真ではほとんどわかりませんが、ステンドグラスクッキーの裏にクリングロル3つも入っています。

こうやって同じフォーマットのものが箱のなかに並ぶ光景、キライではありません。実家は町工場だったので、段ボール箱いっぱいに詰まった製品が織りなす幾何学性を感じさせるビジュアルには親しみを感じるのかもしれません。

きっと伝わらないでしょうけれども、ピンク色のシールが規則性を持って並んでいるところがいい。そして手作業であることを示唆する微細な貼り位置のズレも重要なんです。機械による作業ではキレイすぎる。

えーと、何の話でしたっけ。ああ、店長から「結婚式のプチギフトとか、誕生日のケーキとか、そういったオーダーも受け付けてますよ!」って宣伝しておくように言われていたのでした。和菓子からスウェーデン洋菓子まで。デコレーションケーキは苦手らしいですけれども、店長までなんなりとご相談ください。

最後にダメもとでお問い合わせフォームへのリンクを貼ってみよう。

本日の駄文:今日もまかないシナモンロール

昨日の日報で触れさせていただいたザリガニパーティー。はやくもお申込みをくださった皆様、ありがとうございました。

ちなみに自分自身は既に今年ザリガニ解禁済でございます。夏至祭で盛り上がるストックホルムの野外民俗博物館スカンセンの傍らで”ザリガニラップサンド”を食べました。そのお値段、日本円に換算すると1,300円ほど。結構勇気がいる値段でしたが、まあスウェーデンらしさを感じるための儀式というかお布施のようなものとして意を決してオーダーしました。

初めてザリガニを食べたのがいつだったか憶えていませんが、とりあえず一度経験してみると目線が変わるんですよね。つまり、たとえば雑誌とかで「スウェーデンではザリガニを食べるらしい」という記事があったとして、「自分は一度食べたことがある」という目線に立てるようになるんです。世間で紹介される味の形容が果たして正しいのかどうか、自分の目(舌)で確認することって大事だと思うんですよね。

個人的には「ザリガニ、おいしい!」以外の声があってもいいと思ってます。「うん、甲殻類だね」くらいのテンションの方がいても全然OKです。で、「ザリガニはまた食べようとは思えるものじゃなかった」と感じてもね、きっとスウェーデン文化に興味を持ち続ける限りはザリガニの呪縛から逃れることはできないんですよ。また食べる機会が寄り添ってきたら「じゃあせっかくだから」という感じで手を伸ばしてしまうのです。

ところで、じつはもう一ヶ所、今年は別のところでもザリガニを食べました。そう、なにより自分自身がザリガニの呪縛に取り憑かれているのです。別にザリガニの味を求めているわけではないのに、なぜか「あ、せっかくだからザリガニでも食べておこうかな」という気持ちがアタマをよぎってしまう病。

さて、どこで購入したザリガニなのか、おぼえていれば来週どこかで答えを。

ビョルネン・ソベル

リッラ・カッテンの絵本、雑貨、あと雑用を担当。本を読むことよりも、大量に並んだ背表紙や古い本の雰囲気が好き。つまり、あんまり本は読みません。葛飾出身の日本人。インスタグラムは「@lillakattenpaper

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