ビョルネン日報@17年07月11日(火)はれ

17年07月11日(火)はれ。今日一日、お店であったあんなことやこんなことだったり、思ったことなどを綴ります。

今日のリッラ・カッテン

コレ、スウェーデンで店長に買ってくるように言われていたもの。自分も目にしたことはあったのですが、何のために使うものか知りませんでした。

きれいに食べ終わった後のトウモロコシに似ていますが、この道具を見ただけで、「あ!」と思えた方の北欧通レベルはかなり高いと思います。

あえてパッケージに包まれた状態での画像、この食べ物をつくるためのものだそうです。とても壊れやすいので自分で買って帰ろうとは思いませんでしたが、スウェーデンではとてもポピュラーな食べ物です。

こちらが店長が作ってみたもの、正体は『クネッケブルード(knäckebröd)』でした。北欧特有のライ麦ベースの硬くて薄いパンの一種です。

よく『クネッケ』と呼ばれていますかね。あの棒に施されたゴツゴツが、クネッケのこの窪みになっていたとは知りませんでした。中心にぽっかりと空いた穴は、本来クネッケを乾燥させるために棒に挿して保管しておくためのものなのですが、日本の高い湿度のなかでは逆効果。クッキー型で穴は空けたそうです。

肝心の味の方ですが、ちょっと失敗らしいです。アレがいけなかった、コレがいけなかったなどと店長はぶつぶつ言っていましたが、きっと回を重ねるにつれていいものになってくると思います。クオリティが確保できるようになったら、店頭に並ぶかもしれませんね。でも、まったくもって未定なので期待しないでください。

今日の駄文

店休日である月曜日、ブックオフに行きました。ストックホルムで出会ったスウェーデン人たちに何か送ってあげるモノがないかなということで、『東京観光ガイドブック』などを購入。あえて日本語の本を送るのもいいかな、と。

外国で出版されている日本のガイドブックって、やっぱり偏った内容になっているんじゃないかと思いまして。たとえば日本人が気が付かないところで、実はカプセルホテルが外国人に大人気だったり。日本人ならそんなところに注目しないというところにフォーカスが当たっていてそれはそれで面白いのですが。日本で出版された日本人向けのガイドブックは外国で出版されるそれと違う切り口になっているので、彼らにとってまた別の角度で楽しんでもらえるかなと。

それにしても、なんで外国人ってあんなにニンジャとかゲイシャとかスモウが好きなんですかね。ご多分にもれず、スウェーデンでもそれらのキーワードが脈絡なく使われているシーンを目にすることも少なくありませんでした。

なかでもテレビでCMが流れていた『Ninja Casino』の存在を知ったときには衝撃でした。スウェーデンの会社が運営しているのかどうかは知りませんが、ぜんっぜんカジノとニンジャ関係ないし。ついに当たったかと思ったら「お主の見ているアタリは拙者の幻術でござる」とか言ってハズレにされてしまったりするのであれば許します。いや、やっぱり許さない。

外国人にとってのニンジャって、何者なんですかね。世を忍び隠密行動していたハズのニンジャが世界でこれだけ脚光を浴びてしまうのは皮肉の極みですな。

ではワタクシ、本日はそろそろドロンさせていただきます。

ビョルネン・ソベル

リッラ・カッテンの絵本、雑貨、あと雑用を担当。本を読むことよりも、大量に並んだ背表紙や古い本の雰囲気が好き。つまり、あんまり本は読みません。葛飾出身の日本人。インスタグラムは「@lillakattenpaper

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