ビョルネン日報@17年04月06日(木)はれ

17年04月06日(木)はれ。今日一日、お店であったあんなことやこんなことだったり、思ったことなどを綴ります。

上記のお申込み受付中のリストにもありますが、スウェーデン語初級Aの土曜日コースを新設しました。22日(土)が初回となりますので、スウェーデン語学習にご興味をお持ちの方のご参加をお待ちしております。

ところで、何度かこの場でも書いているのですが、6月のスウェーデンへの渡航について。準備段階のいまからその様子をまとめていこうと思っています。渡航前の交通機関の予約からつまずいたところもあったので、自分がつまずいたところを書いておくことでどなたかの参考になればと。

さて、今日は特に書くこともないので、先日日曜日に朝比奈切通しというところに行ったときのことを書こうと思います。スウェーデン関係ありません。

鎌倉を囲む小山を切り開いて交通の便をよくしようと作られた切通しの1つ、横浜と鎌倉をつなぐ「朝比奈切通し」に行きました。鎌倉時代につくられた古道の雰囲気がいまでもほぼそのままのカタチで感じられる状態で残っている貴重な場所です。

金沢八景から徒歩で30分から40分ほど掛かるところに横浜側の入り口があり、鎌倉行きのバスでも近くまで行くことができます。ちなみに自分は自宅から50分くらい歩いていきました。

日曜日とはいえ夕方目前ということもあり、人の気配がほとんどありませんでした。

入り口から程なく、横浜横須賀道路の下をくぐります。削られた無骨な岩の上に直線的な建造物のコントラスト。時代が交錯している感じがして不思議な印象を受けました。

岩を切り開いた道。神武寺の1駅となりの六浦はむかし主要港として物流の拠点になっていたエリアだそうで、荷物などを鎌倉方面へ運ぶために作られました。

ウグイスの声だけが響く森のなか。セミがいない季節の森はスウェーデンの森のなかを喚起させてくれます。スウェーデンにはセミがいないので、スウェーデンの夏の森も静かなのです。

神武寺(駅ではなく寺院の)への裏参道と似ています。当然といえば当然かもしれませんが、鎌倉を囲むエリアの自然は似ているのかもしれません。

山の頂を抜けて鎌倉側の斜面を下っていくと、道の脇に沢が並行して流れています。長い年月を経て浸食されたであろう岩の不思議なカタチは、自然がつくりあげた彫刻といったところでしょうか。

古道を鎌倉方面に抜けるとバスが通る道へ出ました。じつは、切り通しの入口がどこにあるか知っていたけれども出口がどこにあるのか知らないで歩いていたので、ラッキー。日が暮れてしまった状態で山道を歩くのは危険なので、帰りはバスで金沢八景までもどりました。

いままで1時間ほど古道を歩いていたのが急にクルマの往来の激しい道に出ると、なんだかタイムスリップした感じでした。

決してアクセスがよくない場所にひっそりあるからこそ体験できる静寂。シーズンによるかもしれませんけれども、神武寺裏参道と並んで深い自然を享受できる穴場スポットです。

ビョルネン・ソベル

リッラ・カッテンの絵本、雑貨、あと雑用を担当。本を読むことよりも、大量に並んだ背表紙や古い本の雰囲気が好き。つまり、あんまり本は読みません。葛飾出身の日本人。インスタグラムは「@lillakattenpaper

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