ビョルネン日報@17年03月21日(火)あめ

17年03月21日(火)あめ。今日一日、お店であったあんなことやこんなことだったり、思ったことなどを綴ります。

今日は雨でした。ポツポツではなく、そこそこの雨。さて。

今朝の伊集院光がメインパーソナリティのラジオのゲストが大竹しのぶだったのですが、二人とも「ピンチは楽しい」ということに意気投合していました。

雨ということもあって、実はリッラ・カッテンも過去最高のピンチな一日でした。
(*≧∀≦)ノテヘペロですね

「こりゃもう安泰だ」とすら思える日と、こうしたサッパリな日が交互に訪れることが不思議です。いや、誰かを責めるとかではなく、店って面白いなと思います。単純に天気がどうとかという理由だけじゃないハズなんですけれど、ヒマな日は本当にヒマ。

ほかのお店のブログ(けっこうメディアウケしている店)とかを見ていても、上昇と下降を繰り返したりとかで、こうした試練を乗り越えてみんなやっているんだなと感心してしまいます。

でも、この状況がちょっと楽しくもあります。自分もラジオで意気投合していた方々同様に、そういう人間なのです。かつてフリーランスとして独立して2ヶ月まったく仕事なしという経験もしてますし、そのときのダークな体験がいまでも自分の貴重な財産になっています。

「あれは失敗だった、でも乗り越えた」って、ヒトのそういったハナシを聞くのはとても楽しいですし、どちらかと言えば自分もそういったハナシをできるような人間になりたい。ただし、そのまま失敗で終わる可能性もあるから恐ろしいわけですけれども。

というわけで、いま置かれているピンチを乗り越えてこそ人生が面白くなると思うのです。「さて、みんなどうすればリッラ・カッテンに来てくれるのかな?」と試行錯誤する余地アリアリの今がいちばん貴重な時間なのです。

「なんとかなった」ではなくて、「なんとかした」という自負を持てるように。毎日工夫の連続だからこうして日報も続けてられるんじゃないかと。

というわけで、今日も工夫しました。

いままでも店休日などをカレンダー様式で紙に張り出していたのですが、正直あまり見やすいものではないなと思っていたのです。毎月カレンダーをつくってパソコンで印刷したり更新するのも面倒ですし。

そこで、文字を大きくみやすくなるように&更新がかんたんにできるように、黒板に書いてみました。これを窓から外に向かって掲示することにしてみます。自分で書いてみて「なんだか店っぽい」と感じました。もちろん、店なんですけどね。

『イートインスペース催事』についてはちょっと言葉足らずですが、「イートインスペースの半分は使えませんからお気をつけください」と言いたいのです。なのでもうちょっと工夫の余地はあるかな、と。小さめの黒板を付け足したりで注釈を入れようか考え中。

で、店のハナシと全然関係ないのですが、大学のスウェーデン語講義の際に購入必須だった「スウェーデン語文法」というスウェーデン語の文法書について。

この本って、気がつかないうちに絶版になっていたんですね。これはマズいぞ、と。スウェーデン語を深く勉強したいけれども英語が苦手という人々に対する中級学習者へのハシゴが外されてしまったわけです。ここまでくわしくスウェーデン語文法を解説している日本語の書籍はありませんから。きっと将来的にもこのようなスウェーデン語文法書は出てこないでしょうね。

Amazonでもプレミアム価格。大学生の時点で税抜5,800円という価格に怯んでいたというのに、いまや16,000円以上の値がついているようです。

ちなみにスウェーデン語初心者の方にはオススメできません。独学でスウェーデン語を勉強しようとしてこの本を読んでも混乱します。しかし、スウェーデン語に対してある程度理解が進むと不思議な事にとても素晴らしい本に豹変するのです。なんというスルメ本。

ウチには店長と自分のを含めて2冊ありますが、いずれも書き込みが激しいです。当時の自分の書き込みを見ると、「なんでここ下線引いてるの?」みたいなところたくさんありますね。懐かしい。

この本を書いた山下先生には10年以上会っていませんけれども、どうしてますかねー。

と、スウェーデン語文法をパラパラめくっていたらヒラリと出てきたレシート。2002年の8月に自分はヨーテボリ(Göteborg)のIKEAに行ったようです。

当時はまだ日本にIKEAが進出していなかったので、「スウェーデンにはIKEAという店があるらしい」くらいの知識しかなかったはず。「商品を自分で倉庫から取り出すんだよね」とか「ホントにホットドッグ売ってる!」みたいな感じだったのでしょうか。

なんだか個人的に貴重な気がするので、捨てずにまたスウェーデン語文法のページの間に挟んでおきました。

ビョルネン・ソベル

リッラ・カッテンの絵本、雑貨、あと雑用を担当。本を読むことよりも、大量に並んだ背表紙や古い本の雰囲気が好き。つまり、あんまり本は読みません。葛飾出身の日本人。インスタグラムは「@lillakattenpaper

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