2017.5.8

スウェーデン語絵本の100冊読書メモ@013冊目:BAMSE 1983 Nr.12


多くのスウェーデン語絵本を扱うリッラ・カッテンが、自分たちで実際に読んだスウェーデン語絵本を紹介します。目標はとりあえず100冊です。お店では扱わない作品、または絶版の作品もあるために入手が難しい絵本も含みますがご容赦ください。

1983年出版

BAMSE 1983 Nr.12バムセ(1983年12号)

作:Rune Andréasson

1983年に出版されたバムセのコミックス。当時の様子がいろいろと伝わってくる一冊です。バムセは絵本も出版されていますが、あえてこのコミックスを取り上げてみました。

現在も変わらずスウェーデンで愛され続けている作品のバムセ。1966年の誕生から50周年にあたることもあり、2016年12月には新作アニメーション映画も公開されました。

世界一強いクマであるバムセを中心に、仲間と一緒に冒険を繰り広げるストーリー。主要の登場人物はバムセ、発明家であるカメのスカールマン、臆病者なウサギのリッレ・スクットです。

作者であるRune Andréasson(ルネ・アンドレーアソン)は1999年に亡くなっていますので、日本のドラえもんと同様、死後は原作者のルネ・アンドレーアソン以外の方が絵を描いていますが、このコミックスはまだ本人が現役で描いていたころの出版物です。

このコミックスには原作者のルネ・アンドレーアソン本人が登場して制作現場の様子を紹介しているページがあります。

ときおりリフレッシュのために旅に出るという逸話だったり、自身の制作スタジオにはたくさんの郵便物が届くのでそれを仕分けしたりするのが大変だという裏話など大変興味深い内容がマンガで描かれています。コミックスのとじ込みハガキによるプレゼントの発送だけでも多くのスタッフの手を介して処理していたようで、時代を感じます。

バムセのアニメも自身の手でつくっていたようで、制作スタジオの地下にアニメフィルム撮影用の部屋まであった様子。絵本、コミックス、アニメーションと、バムセの様々なメディアに対して自ら積極的に関わっていたことでしょう。

かつてディズニー本家でアニメーターになることを目指していたという記述もWikipedia内に見られますが、実際にバムセのアニメ作品を観てみるとたしかにむかしのディズニーアニメからの影響が感じられます。

巻末付近に設けられたペンフレンド募集ページ。住所なんかもそのまま掲載されていて、古き良き時代を感じます。

ビョルネン・ソベル


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