北欧絵本@Stockholm – Vimmelboken

ストックホルムを旅したことがある方ならば思わずニヤリとしてしまう絵本、その名も「ストックホルムのひとごみ絵本」。

2013年に出版された、比較的新しい絵本です。基本的にスウェーデン語の文章などは出てきませんので、眺めているだけで楽しめるタイプの絵本ですね。

サイズは少し大き目の絵本で、なかには溢れんばかりにストックホルムの街並が描かれています。ゆるいテイストではありますが、ストックホルムを訪れたことのある方であれば「あそこだ!」という風に”場所当てゲーム”なんかで盛り上がって戴けるのではないかと思います。

もちろん、ストックホルムをこれから訪れるという方のイメージトレーニングにお役立ていただくことも可能でしょう!

たとえばこちらはストックホルムにおける東京ドームのような施設の「Globen(グルーベン)」。スウェーデン語で「球体」を意味する名のとおり真ん丸の形をしていて、スポーツイベントからコンサートまで幅広く利用されています。

ではこちらの風景はどこでしょう?(わからない方のための答えは最後に)

ページ数は10ページほどなので、あまり多くのページをお見せすることはできませんが、あの”野外資料館”であったり、あの”船の博物館”なども描かれています。

巻末にはこんなミッションも。絵本の中に登場するキャラクターを探してあげてください。

たとえば「Vem är rädd för den lilla musen?(このちいさなネズミを怖がっているのはだれ?)」のようなミッションをじっくり絵本の中から探し出してみたり。

スウェーデンらしいなと思うのは、全部のシーンに王様も出没していること。かなり自由にストックホルム中をウロウロしているようです。

厚紙でできているので小さなお子さんが少し乱暴に扱っても大丈夫。一緒に巻末のキャラクターを絵本の中から探しながら、ストックホルムをちょっと旅行した気分になれるかもしれませんね。

答え:ストックホルム駅前のセルゲル広場
リッラ・カッテンの絵本、雑貨、あと雑用を担当。本を読むことよりも、大量に並んだ背表紙や古い本の雰囲気が好き。つまり、あんまり本は読みません。葛飾出身の日本人。インスタグラムは「@lillakattenpaper

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