2016.9.9

北欧絵本@児童文学ぞろ目の日!タイムス(北欧版)寄稿:Pannkakstårtan


児童文学ぞろ目の日!タイムス(北欧版)さんにて絵本紹介の機会をいただきました。ペットソン&フィンドゥスシリーズの第1作である「Pannkakstårta」です。

ご縁がありまして、児童文学ぞろ目の日!タイムスさんの「児童文学ぞろ目の日!タイムス(北欧版)」へスウェーデンの絵本を紹介させていただく機会をいただきました。

そこで紹介させていただいたのが、日本でも知名度のある「ペットソン&フィンドゥスシリーズ」の第1作である「Pannkakstårtan」です。過去に「フィンダスのたんじょうび」として日本語版が出版されましたが、現在は「フィンドゥスの誕生日」として出版社をかえて再版されています。

ご依頼いただいた際の裏話を含んでしまいますが、紹介文の目安としておおよそ600文字という制約をいただきました。その文字制限のなかで何を伝えれば紹介文を読んでくださった方が「この絵本を読んでみたい!」と思ってくれるのかを自分なりに工夫して書いたつもりです。何も足さずに、何も引かずに、以下に原稿そのままの内容を掲載させていただきます。

日本でも知る人ぞ知る「ペットソン&フィンドゥス」シリーズ。カンタンに言えば、人付き合いが苦手な一人暮らしのおじさん「ペットソン」と、しゃべることができる猫の「フィンドゥス」による日常を描いた絵本シリーズで、今回紹介する「フィンドゥスの誕生日(原題:Pannkakstårtan)」はシリーズ第一作目。年に3回誕生日を迎えるフィンドゥスの誕生ケーキをつくるお話です。

フィンドゥスの誕生ケーキをつくるために必要な小麦粉がないことに気がついたペットソンは自転車に乗って買い出しに行こうとしますが、肝心の自転車のタイヤがパンク。パンクを直すための道具を取るにはカギが必要で…あれ、カギはどこだっけ?という感じで足りないものが連鎖していきます。

と、ここまでは日本人にとっても親しみやすい物語の流れの絵本で楽しいね!で終わるところなのですが、このシリーズの人気を支えているのは主人公たちが紡ぐストーリーだけではありません。

細かく描かれた絵の隅々まで観察してみると、ときおりペットソンやフィンドゥスの傍らでうごめく小さな動物たち。本作のなかではまったく触れられませんが、作者の遊び心から生まれたムックロル(Mucklor)という架空のちいさな生き物です。じつはフィンドゥスには彼らの姿が見えているのですけどね。作品によっては大活躍することもあるムックロル、あなたにも彼らが見えるかどうか、ぜひ絵本を手に取って確かめてみてください。

ちなみに猫の「Findus」をカタカナ表記する場合、リッラ・カッテンでは普段は日本人が発音しやすいように「フィンダス」と表記していますが、本ページにおいては現行翻訳版の表記にならって「フィンドゥス」と表記しています。

また、最後に日本語翻訳版を購入できるページへのリンクを貼りました。もし紹介文を通じてこの絵本に興味を持っていただけたのであれば、この紹介文の真偽をご自身の手で確かめていただければ嬉しいです。

フィンドゥスの誕生日 WORLDLIBRARY

mvh ビョルネン・ソベル


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