あなぐら@渋谷へシナモンロールを届けに

今日は出張してきました。もう、とんでもなく出張先が遠いので一泊二日の旅程でも組まなくちゃいけないかと思いもしましたけど、お金もないことですし涙をのんで日帰りでなんとか帰ってきました。

どこへ出張したかというと、渋谷。逗子から渋谷ですよ。あの大都会、渋谷までシナモンロールを届けに。まあ、1時間くらいで着くんですけどね。

渋谷へシナモンロールを届けに

ウチの最寄り駅である金沢八景からお店のある神武寺まで、乗車率1割ほどしかない車輌に揺られて4~5分ほど。毎日それを繰り返していると、東京方面への電車旅がまあしんどく感じられること。

真っ昼間の山手線なんて余裕で座れるだろうと思っていましたが、実際に電車が来てみてビックリ。座れないじゃないか、と。そんなことに軽く驚くようになってしまった自分に自分がビックリなわけです。

そんな大都会・渋谷へシナモンロールを配達しに行きました。リッラ・カッテンのオープンの日にヘルプにきてくださったご家族。スウェーデン人である旦那さんがオーダーしてくれた大量シナモンロールを、せっかくだから届けに行くことにしたのです。普段は直接配達することはしないですけれどもね。

ということで渋谷到着。ある程度の到着時間を知らせていたのですが、路上で落ち合ってシナモンロールを渡すことになりました。

路上でそのスウェーデンの旦那(落語風)にシナモンロールを渡すとき、ちょこっとハナシをきいてみたわけです。

なんだい、なんだい!シナモンロール40コをわざわざ渋谷から注文してくるなんて、随分粋なことしてくれるじゃねぇか。いったい何があったんってぇんだ。ほら、ちょっくら話してごらんなさいよ。(落語風)

どうやら、スウェーデンの旦那(落語風)が主導で会社で「フィーカ(FIKA)」をやってみるということらしいです。(冷静)

「フィーカ」はあえてリッラ・カッテンではあまり使わないようにしているスウェーデンの言葉なのですが、簡単に言えばスウェーデンにおいて「コーヒーブレイク」を表す言葉として親しまれています。

なぜ当店で「フィーカ」という言葉をできるだけ使わないようにしているかというと、もうこの言葉は既に雑誌などでもよく目にしますからね。いぶし銀の存在を目指す当店にはちょっと言葉がキラキラしすぎなのですよね。とはいえ、自らフィーカの言葉を発せずとも別にフィーカ文化を否定しているわけではございませんよ。

わざわざ当店のシナモンロールを遠方から注文してくださったことへの感謝の意を表して、はたまた知り合いからのオーダーという点を加味して、特別に当日焼いたシナモンロールを会社まで届けることにしたわけです。

というわけで、会社でフィーカをされるなどで大量のシナモンロールが必要な場合はご相談ください。手作りなので、当日とか前日に大量に用意することは難しいですが1週間くらい前に連絡をいただければと。

東京ついでに、谷中「ひるねこBOOKS」へ

ついでと表現するには少し時間は掛かるものの、東京方面に赴いたついでにもう一軒。酔いどれサラリーマンではないけれども、もう一軒どこか北欧関連のお店に行こうと決めていました。

ということで、電車に揺られて30分ほどのところにある谷中へ。以前から気になっていた「ひるねこBOOKS」さんへ伺うことにしました。

そして、根津。「根津」といえば「甚八」。わかるかな。

根津神社へ寄り道。途中で「もしや」が確信に変わったのですが、10年近く前に来たことがありました。何の因果か、渋谷TSUTAYAのブックコーナーでバイトしていたときの先輩と来ました。

社務所も目に入ったことですし、せっかくだからおみくじも引いてみることに。

以前、「フクヤ10周年 北欧蚤の市」へ行ったときに九品仏で引いたおみくじも大吉でした。おみくじといえば大学時代から通算すると、大吉を引く確率が8割ほど。さて、根津神社も見事制覇できるでしょうか?

おみくじの結果は最後まで引っ張りましょう。バラエティ番組か。

根津神社から数分ほど歩いたところにある「ひるねこBOOKS」さんへ。お会いしたことはないのですが、お店の存在は以前から知っていたため、Twitterでは「行くかもしれません」「お待ちしています」というコンタクトは取らせていただいていました。

ウチは数年前からネットショップはやっていたとはいえ、実店舗を8月にオープンしたばかりの新参者。それにも関わらず北欧関連のお店ってSNSなどを通じて本当にスグに繋がってしまうのが本当に面白いなと思います。

突然の訪問にも関わらず、丁寧にお話をしてくださった店主さんには本当に感謝です。お渡ししたシナモンロールがつぶれていたのが悔やまれる。申し訳ないです。

ちなみにこの日は「ナシエさん」という、北欧旅行の様子をまんがエッセイを出版されている方が展示をされていらっしゃいました。たくさんのファンの方がひっきりなしにナシエさんとお話されていたので、自分はお話しませんでしたが…

店主さんは北欧ファンということで、北欧各国の中でもノルウェー推し(…ですよね?)。もしノルウェーがお好きな方がいらっしゃれば、今後も関連イベントを開催されるであろうひるねこBOOKSさんの動向は見逃せません。

根津神社でのおみくじの結果

ほらみたことか。

mvh ビョルネン・ソベル

リッラ・カッテンの絵本、雑貨、あと雑用を担当。本を読むことよりも、大量に並んだ背表紙や古い本の雰囲気が好き。つまり、あんまり本は読みません。葛飾出身の日本人。インスタグラムは「@lillakattenpaper

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