あなぐら@シナモンロールの日を終えて

本日10月4日はスウェーデンにおける「シナモンロールの日」ということで、当店でもシナモンロールを100円で提供しました。

さりげない会話がきっかけだったと思います。『本日はシナモンロール100円です!』みたいな日でも作ってみたらおもしろいんじゃない?みたいな。

スウェーデンの「シナモンロールの日」が10月4日だから、その日にやろうよと店長。

そういった流れでリッラ・カッテンでも「シナモンロールの日」を由来としたイベントのようなものをやってみることにしました。

そんなこんなで迎えた10月4日は「シナモンロールの日」。当店でも当初の計画通り、シナモンロールを100円で提供することにしました。

ちなみにシナモンロールの日がなぜ10月4日なのかはコチラのページの最後にチョロっと書いていますので、なぜこの日がシナモンロールの日であるのか興味がある方は是非。

「シナモンロールの日」という看板を掲げてやっている店なんてないだろうと高をくくっていたのですが、よくよくSNSで界隈をのぞいてみると、スウェーデン発祥(だよね?)のハズの「シナモンロールの日」がこんなにも日本で浸透していることに驚愕。スウェーデン以外の外国でも「シナモンロールの日」だったりするのかな。

こんなに「シナモンロールの日」が広まっているのは一体誰の仕業なのか…「夏の秘密結社 フリーソーメン(ちゃんとあるよ)」が暑さと飢えに苦しむ民たちにソーメンを施しているように、シナモンロールにおいても日本に普及させるべく暗躍した組織があるのかもしれません。

ということで、自分はシナモンロールを2つ食べました。

日本でそこそこの知名度があるっぽい「シナモンロールの日」。一方、本国スウェーデンではどうなのでしょう。きっとスウェーデンの「シナモンロールの日(10月4日)」なんて、日本の「ショートケーキの日(こちらは毎月25日)」くらいの知名度しかないと思っていました。自分自身も最近まで「シナ日」を知らなかったわけですし。

しかし、日本との時差7時間のスウェーデンが朝を迎える日本時間13時頃になると、ラジオからしきりに「Kanelbulle(カネールブッレ)」の言葉が聞こえてきます。もちろん、カネールブッレとはシナモンロールを意味するスウェーデン語です。何を話しているのかは理解できませんが、とにかくシナモンロールの話題をしているということはわかります。

ちゃんと、スウェーデンでは「シナモンロールの日」が大事にされているのですね。これはちょっと目からウロコでしたし、シナモンロールがきちんとスウェーデン文化の一部であるということを再認識しました。

普段は「実はFM Yokohama聴きたいな」とか思っているのですが、スウェーデンのラジオを流しておくものですね。(閉店後はFM Yokohamaに切り替えて片付け作業してますけどね)

で。ありがたみは少々薄れてしまうかもしれませんが、リッラ・カッテンでは毎月どこか1回ほどのシナモンロール・デーを開催しようと思ってます。

これほどにスウェーデンで愛されている菓子パンなのであれば、気軽にスウェーデン文化を体験できる店としてリッラ・カッテンではもっとシナモンロールをプッシュしていきたいな、と。今日のスウェーデンのラジオから流れてきた「カネールブッレ」の言葉はホントちょっと感動しました。

お店のお菓子はすべて手作りなので、休みのタイミングやイベント出店などの影響で商品を用意できる時間を確保することが難しいこともあるため、きっと不定期開催にはなってしまいますけどね。

11月のシナモンロール・デイも楽しみにしていただければと思います。

mvh ビョルネン・ソベル

リッラ・カッテンの絵本、雑貨、あと雑用を担当。本を読むことよりも、大量に並んだ背表紙や古い本の雰囲気が好き。つまり、あんまり本は読みません。葛飾出身の日本人。インスタグラムは「@lillakattenpaper

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