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スウェーデンおつかい旅 2017(夏)@第23話:ストックホルムでスウェーデン最後の日

2017.7.5

2017年6月から7月にかけて、北欧スウェーデンとフィンランドへおつかいへ行くことにしました。その様子を準備段階からまとめていきます。

ヘルシンキから始まったこの旅もいよいよおしまいです。個人的には”旅”なんて書くと大げさだし、”買い付け”というのも大げさだし、なんて表現するのが適切なのか。いい言葉が見つからずじまいですが、とりあえず今日ストックホルムで夜を明かし、翌朝の飛行機でヘルシンキ、乗り継ぎで日本へもどります。

今朝、8時の列車でストックホルムに向かうため、朝6時起き。ヨーテボリでお世話になったリカードとの別れの挨拶もそこそこに、重いスーツケースを転がして通勤時間帯であることを心配しながらバスを待ちます。

リカードとはまた数日後にレッスンの時間にスカイプでつながるんですけどね。でも実際に会う機会はそうそうないのでしばらくお別れ。…というわけでもなく、9月に今度はリカードが日本に来るんですけどね。そのときにはカッテンに顔を出してくれるということなので楽しみです。

自分の反省点としては、やっぱりスウェーデン語を読んでいるばっかりで実際にスウェーデン語を発音していないから、全然クチが回らない。あとはスウェーデン語で作文もしていないから、自分の発言が「あれ、どこまで言ったっけ?」ってなってしまう。まあすべてにおいてダメダメだったのですが、勉強量が全然足りていないのだから当然ですか。

スウェーデン語のプロフェッショナルになるつもりはまったくありませんが、最低限の生活レベルが送れるくらいのスウェーデン語ができるようになると便利なので、まだ来るかどうかもわからない次回のスウェーデン訪問に向けてもう少し計画的に勉強できるようにしたいですね。

言語の習得の近道なんてないのはわかってるんですけどね。そんな語学力のなさを思い知ったヨーテボリ滞在でした。

I alla fall tackar jag Rickard och hans familj. Jag fick många häftiga erfarenheter av er och hoppas vi hörs och ses snart. Nästa gång när jag kommer till Göteborg gärna med min familj.

ストックホルムからヨーテボリへはMTRという香港の会社が導入した新型車輛で。ここ数年の間に登場した列車で、これまでで一番早かったSJ(スウェーデン国鉄)のX2000という列車のライバルです。このMTR列車の登場によって両者間で競争が生まれたようで、利用者にとってはいい傾向だと思います。

ヨーテボリを出発して3時間半ほどでストックホルムに無事に到着。日本へ一歩近づきました。

スウェーデンに着いたときにも路線がケーブル火災でストップしたり、地下鉄がファストフード店の火災でストップしたり、いろいろと心配しなくてはいけない要素がたくさんあったのですが、無事にストックホルムまで駒を進められてよかった。

今回のストックホルム滞在中はケチってできるだけ交通機関を使わないことにしました。1日有効カードでも90クローナ(1,300円弱)掛かりますから。スマホで自分の場所を確認しながら徒歩で市内を回ります。

普段ストックホルムを回る際には地下鉄に乗ってしまうため、せっかくなので普段はあまり歩かない地域を通ってみたり。Kungsholmen(クングスホルメン)というストックホルムの西側地域に位置する島の端っこを歩いていると、たくさんのランナーが水辺の道を走っていました。

街中を歩いているうちに、偶然アストリッド・リンドグレーンが生前に住んでいたマンションの前を通りかかったので、せっかくだから寄って見ました。トラックが停まっていて一部が隠れていますが、紺色のオーニングが掛かったレストランの脇にマンションへの入り口があり、そこにプレートが掛けられています。

『Astrid Lindgrens hem』と書かれていて、大体字面から想像できるかと思いますが、”アストリッド・リンドグレーンの家”という意味です。これ以上に何かリンドグレーンの存在を示すものは見当たりませんが、それほど豪華そうには見えない落ち着いたマンションに住んでいたことを考えると、そこもまたリンドグレーンらしいかなと。

で、実は最後にやり残していたことがありました。スウェーデンの街中では『Gatukök(ガートゥシューク)』というものをよく見かけます。直訳すれば『道のキッチン』ということで、つまりは屋台のようなものです。このガートゥシュークで、ポテトのムースとソーセージのセットを食べないといけないなと考えていました。今日が最後の日ということで、昼食に。

写真の店を見ると夏シーズンのためアイスばかりが目立ちますが、ちゃんとポテトのムース&ソーセージも売っていました。

このポテトのムース&ソーセージは、自分が大学の研修旅行でスウェーデンを訪れたときに初めて食べました。ポテトのムースの食感がめずらしくてとても気に入り、研修旅行での滞在中はこればっかり食べていたような気がします。

スウェーデン語で『Korv(コルヴ)』という言葉があって、基本的にはソーセージのことを指すのですが、スウェーデン人はこのコルヴが大好きです。日本でも人気のあるイケアでもパンに挟んだソーセージが売っていることからも、スウェーデン人の国民食のひとつであることが想像できるかと。

ついでにスウェーデン人が好きな意外な物として挙げられるのはバナナ。北欧系の雑貨を扱うお店の仕入れの状況をブログで拝見していると、面白いくらいみんなバナナの箱を使って日本への荷物を梱包しています。スーパーに行くとバナナは山になって売られているので、もし機会があれば気にしてみてください。

スウェーデン人に会ったら”ムーミン”とか”オーロラ”とかのハナシを出す日本人も多いようですが、日本人が”サムライ”や”スモウ”のハナシをされるのと同じで、多分苦笑いで返すしかないと思います(個人的な勝手な想像を含む)。そこでちょっとした変化球として、初めて会うスウェーデン人にはソーセージとバナナのハナシを切り出してみるのもいいかもしれません。ただしその場が盛り上がらなくても責任とれませんので自己責任でお願いします。

ちなみにホテルは中央駅からも一応歩ける、Hötorget Hotel(フゥートリエット・ホテル)というところ。古い建物をリノベーションしてホテルとユースホステルの中間のような感じに仕立て上げられています。中心地から近いわりに安いけれどもほったらかし、みたいな。でも中はきれいにリノベーションされていたので、全体的な雰囲気は素晴らしかったです。

難点はエレベーターがないところ。20キロ以上あるスーツケースを持って、割り当てられた4階の部屋まで運ぶのはかなり大変でした。もしかすると睡眠による体力回復と、荷物を持って4階まで上がってきた体力で相殺されてしまうんじゃないかというくらい。そういった点では体力がないヒトにはオススメできないかも。

でも年季の入った階段であることが見るからに明らかで、通天閣のビリケン様のように石で造られた階段がすり減っています。触るとご利益があるとかないとか、ないです。

順調そうに見えました?でも、最後のストックホルムでゆっくりするつもりが、実は全然休まらなかったんですけどね。あまりにもホテルが中心地に近すぎて荷物を出せる郵便局が近くになかったので、市内を何キロも歩くハメになりました。少なく見ても5キロくらい歩きましたかね。

最近全然運動らしい運動をしていなかったけれども、意外に体力が残っているもんだなと、自分で自分に感心してしまったり。

さて、明日から飛行機で日本に戻ります。

ビョルネン・ソベル