スウェーデン語絵本はオンラインショップでも販売

スウェーデンおつかい旅 2017(夏)@第19話:久しぶりのヨーテボリを観光

2017.7.2

2017年6月から7月にかけて、北欧スウェーデンとフィンランドへおつかいへ行くことにしました。その様子を準備段階からまとめていきます。

この旅もいよいよ終盤を迎えています。いまのところ旅程は自分にしてはかなり順調。移動に関しては大きなミスも起こさず、油断して最後に何か大きな事件を起こさないように気をつけなくてはなりませんが。強いて失敗しているという点を挙げるとすれば、絵本をかなり購入してしまっているので、日本に帰ったら頑張ってスウェーデン語絵本のよさを伝えないといけません。

毎日たくさんの出来事が起こるので「スウェーデンのこんなところを伝えたい」と思って写真に撮っても、想定の半分くらいしかエピソードを披露できないのですが、本日もご多分に漏れず多くの写真を撮りました。でも、全部紹介していたらとんでもない文章量になるので、できるだけ画像数を10枚前後に限定して選んでいます。今日は特に紹介したい画像が多かったのですが、ちょっと早足でエピソードを紹介していきたいと思います。

前置きはさておき、マルメでは値段の割にかなりホスピタリティの高いホテルに泊まることができました。次回もしもマルメにくることがあれば、またここを使いたいと強く思わせてくれるほどのクオリティの高さ。値段が高ければ「そりゃそこまでやってくれるわな」という感じで納得できるのですが、そこそこの値段でここまでやってくれるんだからスゴいと思います。

で、ビュッフェ形式の朝食も付いていたのですが、せっかくなのでスウェーデン文化に寄せた内容にしてみました。Prinskorv(ちいさめのソーセージ)、Köttbullar(スウェーデン風ミートボール)といったものはスウェーデンでよく食べられているものの代表。ちなみにウインナーとソーセージの違いはうやむやにされがちですが、”ウインナー(A)”は”ソーセージ(B)”の一種であり、例えるならその関係はAが”マグロ”で、Bは”サカナ”みたいなことです。

自分は牛や豚でつくられたのがウインナーで、魚肉でつくられたのがソーセージなのかなとか思っていたので、もしも違いを知らなかった方の参考になれば。

ホテルからチェックアウトをし、中央駅までバスで向かう際に新聞を手に取りました。METRO(メトロ)という新聞はスウェーデンの都市で無料で手に入れることができる新聞で、バスを待つ間にすこしこの新聞に目を通していました。すると、この日6月30日はスウェーデンで『これまで使用されていた旧通貨の一部は、店での使用が終了となる日である』という旨の記事を発見。

ちょっとだけ記事の内容を読んでみたところ、旧通貨を使い切れなかったヒトは鋳造所に売り飛ばされて溶かされちゃうらしいです、使い切れなかった通貨を(倒置法)。厳密には銀行に預け入れることはもうしばらく可能であるようなことなども書いてあったので、本当にすぐに明日からただのガラクタになるというわけではないのですが、今日中に旧通貨を使い切ってしまわないと面倒くさいよ、ということです。

自分も今回500クローナ紙幣を託されていたのですが、早めに使ってしまおうということでフィンランドからスウェーデンへ渡る船の中ですでに使っておいたのでセーフセーフ。

本当は昨日の夕飯をご一緒した方々からオススメされた洋菓子店なんぞに寄りたかったのですが、雨だし、よく考えるとスーツケースをガラガラやって洋菓子店に行くのもちょっと迷惑掛けるかなという算段もあり、おとなしく駅で電車の出発時間を待つことにしました。

昨日の晩に眠気に負けて手を付けられなかったブログをこの場でやっつけます。実際はヨーテボリにつくまでの間の車内でほぼずーっとブログを書いていました。いい暇つぶしと言えばいい暇つぶしなのですが。

今回マルメからヨーテボリへの運行時間はおよそ2時間半といったところ。しかし、マルメへ向かうときに乗った夜行列車とはもう雲泥の差で、ものすごく快適な車輛でした。まあ、車内のざわざわはヨーロッパだなという感じで、日本のそれと比べるとやはり日本って静かなんだなと思います。

紙面の都合でちょっとハナシを飛ばしますが、無事にヨーテボリに着きまして。で、ヨーテボリでは友人のリカードの家に泊めてもらうことになっていたので、指定された駅まで移動します。結果、無事に会うことができました。ここのシーンの描写をスキップしていいものか悩みますが、とりあえず再会できました。彼には2週間に一度カッテンで開催しているスウェーデン語レッスンの先生をお願いしているので、実際に顔をあわせるのは久しぶりだけれども、あんまり久しぶり感もありませんね。

リカードはこの後また仕事に戻らなくてはいけないため、一緒に彼の自宅まで行き、荷物を置いてからランチを食べたのですが、自宅で手渡されたこのコインたち。先述したように、街中のお店で使えるのは今日までです。

メトロ新聞によると、スウェーデン史上最大規模の通貨交換であるという描写もされていたこの歴史的瞬間に、じゃらじゃらと1クローナコインを13枚、5クローナコインを1枚の、計18クローナを手に入れるとは。全然迷惑じゃないですよ、全然迷惑じゃないですよ。むしろ、ありがとう。さて何に使おうか。

今日までが使用期限となっているスウェーデンの小銭を握りしめながら、とりあえず街中へ向かうことにします。ヨーテボリの主要交通機関は『Spårvagn(スポールヴァグン)』といい、つまりは日本語で近い言葉としては路面電車、トラムです。

ところが自分も知らなかったのですが、この時期は観光に最適なシーズンのはずなのにストックホルムでもマルメでもヨーテボリでも、どこもかしこも工事をしている光景が目に入ります。住宅などをはじめとしたリノベーションだけだったら問題ありませんが、公共交通機関にまでその工事が及んでいて、観光客は不親切とも思える案内を便りにバスなどでの代替交通機関を利用しなくてはならないのです。

リカードが予想するに、夏は街中にヒトが少ないからじゃないかということでした。日本でだってバスに乗るのが難しいと感じているのに、ましてや外国に来てバスに乗らないといけないだなんて。旅行のハードルは高まります。

街中でリカードからのおこづかいで買ったのはPUCKO(プッコ)というチョコレートドリンク。スウェーデンのクラシカルな飲み物です。開封時に空気が入って「ぷっこ!」という音がするからこの名前になったこともありながら、スラングで”バカ”という意味でもあります。

味は好きなのですが、けっこう高いからいつもは買うのを控えていたのですが、この日は手に入れたあぶく銭もあることですし、久しぶりにプッコに手を出すことにしました。ちなみにその価格は18kr(230円くらい?)です。

これで多くの小銭を手放せましたが、残った小銭はそれほど高額ではないため、すこしおみやげとして持っておいてもいいかなということで。とりあえずやるべきことはやれましたね。

何回かヨーテボリには滞在したことがあるのですが、夏のヨーテボリは意外と初めてに近いかもしれません。そんなこんなで街中をふらついていたら見覚えのある植物が運河沿いに自生していました。メールに店長で確認したり、リカードの母親に確認したりと、念のために裏付けを取ったのですが、どうやらルバーブであっているようです。

店長からはスウェーデンのヨモギのようなものだと聞いていたのですが、たしかにとつぜん街のど真ん中で雑草のように生えているのに出くわすと、にわかにこんなところに生えているとは信じがたいくらいの雑草感を醸し出していました。

でも東京のアスファルトに生えている雑草をクチにしたくないのと同じで、こんなところに生えているルバーブは食べたくないとリカードは言っていました。同感です。

きちんと街のスーパーにもルバーブは売っていましたよ。自分がスウェーデンに滞在している間にはルバーブがこうして売られているということに気がつかなかったので、今回はようやく本当に売っていることをこの目で確認できてよかったです。

たしかにスウェーデンでルバーブは身近な存在でした。

その後はヨーテボリのシンボル的存在のひとつである『Fiskekyrkan(フィスケシルカン)』という魚市場に立ち寄りました。なんで魚市場なのに教会のフォルムを模しているのかというと…ザッとホームページを見てみましたがよくわかりませんでした!もっとちゃんと調べれば情報があるのでしょうが、今日のところはすみません。

まあ、東京タワーはエッフェル塔の影響を受けて…とかそういう蘊蓄を抜きにしても、見た目で楽しめればいいじゃないですかということで。とにかくヨーテボリに来たら一度は立ち寄ってみたい場所のひとつです。結構感動ポイント高いです。

仕事を終えたリカードと合流して、夕飯にベトナム料理を食べました。もうスコーネ地方のケバブを体験したので今回の旅におけるケバブからは卒業します!(卒業します!)

で、ヨーテボリが一望できる絶景スポットへ。かなり急な坂道を足で登りましたが、この周辺はリカードが子供の頃によく遊んでいた場所らしいです。その急な坂道で冬にスキーなどをして、よくみんなケガをしていた(笑)なんてハナシを聞きました。

アジアに出荷されるボルボの工場もここから遠くに眺めることができ、いま自分がいるヨーテボリから日本へ車が輸出されていくのはなんだか不思議な気分もしました。

ちなみに山の上にはベリーもなるらしく、みんなが摘みにくるらしいです。まだ熟していなかったですが、青い小さな実がついた薮がちらほら目に入ったり、とてもスウェーデンらしい一面が体験できるエリアでした。

一連の散歩を終え、リカードの家に戻ってからレコードなどを聞いたり。『ブルーシャトー』とか、『ゲゲゲの鬼太郎』とか。安心してください、ここはスウェーデンです。リカードが日本から買って帰ったレコードコレクションがツボで、ほかにもYMOやら山下達郎なんかのレコードも掛けてもらいました。

日本に帰ったらレコードプレーヤー買うかも(結構本気で)。

ビョルネン・ソベル