ビョルネン日報@18年03月17日(土)はれ

18年03月17日(土)はれ。今日一日、お店であったあんなことやこんなことだったり、思ったことなどを綴ります。

今日のリッラ・カッテン

セムラづくりのワークショップ2日目、無事に終了…と、いまそのワークショップが行われている傍らでこれを書いているわけですが、きっと無事に終了したハズ。

ワークショップが終わったことで、なんだか今年のセムラシーズンの大団円をすでに迎えてしまった感もありますが、あと2週間くらい、セムラの提供はつづきます。

今年もシーズン終了後に「セムラ、終わっちゃったんですか?」という惜しむ声が聞こえてきますように。惜しんでいただけるくらいのクオリティのものを提供できている方がいいじゃないですか。

さて、店頭のリースをねこかんのイーダさんにプチリニューアルしていただきました。これまではスズメウリが添えてあったのですが、それらが日光を浴びて熟れて、シオシオノパーになってしまったのです。そこに花を補っていただき、こぎれいにしていただきバラサバラサ。

あ、シオシオノパーはブースカ語で悲しみを表現していて、バラサバラサは嬉しさを表現しているらしいです。シオシオノパーのニュアンスは語感からわかるけど、バラサバラサはビミョーですね。

末筆ながら、ねこかんサリーさんによるスウェーデン語レッスンに対する所感が届いていますので、以下よりどうぞ。

今日もまかないシナモンロール

お店のホウキを替えました。つまり職場ホウキです。

ねこかんでとくに店内清掃の面でお店に大きく貢献してくださっているミッキーさんという掃除のプロがいらっしゃるので、彼女の「そろそろホウキを替えたほうがよさそうですね」という声をうけて、替えることにしたのです。

1880年からの創業である、山本勝之助商店というお店でつくられたホウキ。決して安くはありませんが、思い切ってこのブランドのホウキにしました。

べつにお客さんの目に見えるように使うものではありませんし、リッラ・カッテンの生産性に直接関係するものでもありません。でも、これだけ時代が目まぐるしく変わるなかで古くから変わらず使われ続けるものを生産しているというところには、何かしら理由があると思うのです。

どこにその秘訣があるのか、実際に自分の目で見て確かめたいという理由がひとつ。すこし高くても、その品を大事に使おうというキモチが生まれることで、結果的に見えない何かを醸し出してくれるんじゃないかという期待があるのがもうひとつ。

そして、ねこかんを通じて店の掃除を丁寧にしてくださっているミッキーさんへの感謝を示すという理由もあります。ちょっと気合の入ったホウキで掃除をすることで、ちょっとテンションあがってくれればいいな、と。

リッラ・カッテンも、5年とか10年つづけばいいという考えではなく、自分たちが老いてつづけられなくなるまで維持していきたいと思っている場所なので、このホウキからいろいろと学ぶことが見つけられればいいですね。

少なくとも。今日のこの場でのネタになったことで、少しだけモトが取れたはず。

ビョルネン・ソベル

リッラ・カッテンの絵本、雑貨、あと雑用を担当。本を読むことよりも、大量に並んだ背表紙や古い本の雰囲気が好き。つまり、あんまり本は読みません。葛飾出身の日本人。インスタグラムは「@lillakattenpaper

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