スウェーデン語絵本はオンラインショップでも販売

ビョルネン日報@18年03月03日(土)はれ

2018.3.4

18年03月03日(土)はれ。今日一日、お店であったあんなことやこんなことだったり、思ったことなどを綴ります。

今日のリッラ・カッテン

印刷屋さんより、ポストカードが届きました。エルサ・ベスコフの「Årets saga」という、スウェーデンの12カ月の風景を描いた絵本の絵がモチーフのポストカードです。印刷テストも兼ねて先日つくった一枚も同じ絵本からの抜粋でした。

お店では昨年7月あたりからスウェーデンで購入してきた同モチーフのポストカードを販売していましたが、人気がある”月”のポストカードは売り切れになっていました。しかし、これでスウェーデンから購入せずとも安定供給できるようになりましたし、仕入費用などのコストも抑えられるので安く提供できます。

スウェーデンからの輸入版は200円で販売していましたが、今回のリッラ・カッテン版は150円で販売となります。

従来お店で扱っていた同モチーフのポストカードと比較。右側がスウェーデンで購入してきたもの、そして左側がリッラ・カッテン製でございます。ここで10月のイラストで例示しているのは、個人的に10月のイラストが一番気に入っているから。

使用している紙について、スウェーデン版はコーティングされた紙なのでツルツルですが、リッラ・カッテン版ではマット感が強調されるように意識しました。

そしてリッラ・カッテン版には、スウェーデン版のポストカードにはなかった、絵本に掲載されている詩の一部を掲載することにしました。というのも、このポストカードを手に取った方が「ここには何が書いてあるんだろう」と興味を持ってもらえるようにしたかったのです。

自分としては、エルサ・ベスコフの美しいイラストのポストカードを販売してオシマイという流れにしたくはなく、このポストカードを通じてスウェーデンないしスウェーデン語への興味を喚起するところまでを一連の目標にしてレイアウトしました。そのためにスウェーデン語の文章を載せたかったのです。

スウェーデン版だけだと、絵本の存在を知らない方がポストカードを手にとっても、詩の存在に気が付くことはできず、絵画として完結しているものだと捉えることも多いでしょう。しかし、ここに一文を加えることにより、このイラストに対する文章の存在を気が付いてもらうことができるようにしたのです。スペースの都合上、ポストカードには一節ずつしか掲載していませんが、絵本にはもっと長い詩が綴られています。

(未確認だけど日本における本作品の翻訳権の問題がクリアできているのであれば)ポストカードの裏側にでも日本語訳を載せてもいいかなとも考えたのですが、ここで答えを提供してしまってはそこでコミュニケーションが終わってしまうと思いました。ヒトによっては「ここには何が書かれているのだろう。もしかしたらこういうことが書かれているのかな?」というファンタジーを抱えたまま日々を送る方もでてくるかもしれません。そのファンタジーが続く限り、意味はわからずともその方の日常にはスウェーデン語が存在し続けることになるわけですから。

自分はビジュアル的なデザインは苦手ですが、こうしたコミュニケーション的なデザインを考えることは嫌いではありません(得意かどうかは別として)。このポストカードを通じて、いままでスウェーデン語の存在を知ることがなかった方へ、まずはスウェーデン語の存在を知ってもらえるようになるだけでも万歳三唱すべき発展と言えるのではないでしょうか。

そんな方が10人でも出てきてくだされば、もう充分です。

今日もまかないシナモンロール

昨日の午後、衝動的にクルマを借りて、ふらりと葉山の桜花園さんへ。

昨年の11月に訪れて以来なのですが、古材がほしくて、ここ最近は「いつ行けるものか」と考えていたところでした。カッテンが休みの日曜日に行ってもいいのですが、桜花園さんの店内は品物で溢れているため、保育園が休みのサンデー・マディッケンを連れて行ってしまうと気が気でなく、商品をゆっくり見ることができないだろうということで、平日に訪れることにしたのです。

店内の中二階のスペースには、取り壊した古民家から保護してきたと思しき古い板材が押し込められています。板の裏にチョークで「0.6」やら「3.0」なんて、1000円を1単位とした値段が書かれています。そこから理想の板を探して、裏を見て値段をチェックする作業を繰り返すわけです。

決して大きさや重さで値段を決めているわけではなさそうで、大きかろうが重かろうが1,000円もいかないものがあったりするなかで、自分が欲しいと感じた材は4,000円以上の値段がつけられていました。それはもう、まるで自分の趣向を把握されているかのように。

大きさや重さで決めているわけではないとしたら、木目の美しさで値段を決めているのかと思うわけです。となると、自分には”見る目”があるということですかね。いつの間にか己の審美眼が鍛えられていたのかも。そうポジティブに捉えつつ、しばらくその4,000円の板を買うか買うまいか、店内をうろうろしていました。

まるで仮装大賞の欽ちゃんが審査員に諭すような「ちいさい子が一人でこんだけ頑張ったんだから、上げてあげてよぉ~」の感じで、「まけてあげてよぉ~」と交渉すれば安くなったりしないかな、とか考えたり。まあ、そんなモノマネできませんけど。

結局、800円で納得いく木目の材を探し出しましたけど、あの材が2,000円になったら買いたかった。誰か欽ちゃんのモノマネできる方、一緒に桜花園さんへ行きましょう。

ビョルネン・ソベル