スウェーデン語絵本はオンラインショップでも販売

ビョルネン日報@17年03月02日(木)あめ

2017.3.2

17年03月02日(木)あめ。今日一日、お店であったあんなことやこんなことだったり、思ったことなどを綴ります。

現在お申込み受付している店内イベント

今日は雨が降ったので自宅に引きこもることにしました。というハメハメハ大王のこどもたちのような理由がすべてではないのですが、自宅で作業をすることにしたので店には行きませんでした。

とある学校のホームページ制作を手伝わせていただいておりまして、この仕事のおかげで今度の渡航費や仕入れ費用を捻出できるわけですから、こちらの仕事も無視できないわけです。

そんなわけでして、本日は雑記的なものです。

リッラ・カッテンで提供するセムラも残すところあと2日となりました。昨日はちょうど2つ残ったので、家に持って帰り食後のデザートにすることにしました。

行列ができるほどの繁盛店ではないですし、ケーキが売れ残ることだってもちろんありますが、残ったケーキはこうしてデザートにしています。幸いなことに食べきれないほど売れ残るケースは稀なのでちょうどいいくらいなのですが、リッラ・カッテンのケーキ類はウチのマディッケンにも好評なのです。

マディッケンはとくに「神武寺ロール」がお気に入りのようですが、セムラも好きですし、キャロットケーキも好き。以前はシナモンロールも好んで食べていましたが、最近はちょっと飽きてしまったかな。それにしても子供でもシナモン食べられるんですね。

夕飯後にマディッケンが遊んでいるところに「ケーキ食べる?」とたずねると「キェーチ!」と言いながらふたたび食卓に戻ってきます。キミが食べているのはスウェーデン由来の洋菓子だ。いまのうちから英才教育しておき、小学校になったら働いてもらおう。

自分も親と揉めながらも実家の工場を手伝っていました。初めてのバイト代で買ったものは米米CLUBのベストアルバム。

そして、店頭で配布していたチラシはすべて無くなってしまったかもしれませんけれども、いつぞや練馬の「ちひろ美術館」から送っていただいた展覧会のチラシについて。

このチラシがきっかけで、デンマークのイブ・スパング・オルセンの名前を知ったのですが、最初にこの名前を見たときにどこかで見た名前だなとは思ったのです。そのモヤモヤ、少しずつ言葉を変えて調べつづけていたら解決しました。

正解は「おはよう!スパンク」でした。

( ´_ゝ`)

正直なところ自分は世代ではありませんし、『?』の方も多いでしょうけれども。自分の脳裏には「鼻のないモサモサ」くらいにしか記憶がなかったのですが、スッキリしました。

このイブ・スパング・オルセンさんは日本においてもたくさんの絵本が翻訳されているのですね。本当にスウェーデン以外の北欧情報については知らないので…

で、なぜ彼の話題を浮上させたかというと、スウェーデン人のレナート・ヘルシング(Lennart Hellsing)が綴った文章に、デンマーク人である彼が挿絵を担当した絵本が存在していることを知ったからです。しかも日本語版が出版されているということで、さっそく購入してみました。

原書が発表された1974年から遅れること10年、日本では1984年に出版されたようです。この絵本の挿絵のタッチは好みです。原書もほしい。

中を開いてみると、こんな感じ。原文を見ていませんが、レナート・ヘルシングは詩人でもあるので、その雰囲気を再現した結果このようなリズムを意識した訳をなさったのでしょう。つまり、原文もきっとリズムを大事にしたテキストだったと推測します。

ばあさん さがした いえのなか
いぬに ごちそう やるために

この文章をアタマの中で音読したときに、ふと何かを感じました。なんかどこかで感じたリズムだぞ、と。日本語訳版ではこのリズムが繰り返し登場するのですが、あの名ゼリフと同じリズムであることに気がついたのです。

いちどで いいから みてみたい
にょうぼが へそくり かくすとこ
歌丸です。

ほら。ここでは2行目の1節目の文字数が少し違いますが、根幹となるリズムに共通点があります。俳句などにも用いられる575調は有名ですが、454調も響きがいいようです。おもしろい。

「おはよう!スパンク」同様に、こちらもネットの力を借りて調べてみると、例をまとめているページがありましたのでいくつか引用してみます。『きゃ・きゅ・きょ』などの「拗音(ようおん)」は1音としてカウントです。

  • せんろは つづくよ どこまでも
  • こんでん えいねん しざいほう
  • どくたー すらんぷ あられちゃん
  • どうじょう するなら かねをくれ
  • となりの じじいの いぬにがす

(参考URL:七五調とは (シチゴチョウとは) [単語記事] – ニコニコ大百科

最後の一文は「あるある探検隊」のネタだそうですが、やはりいずれも口に出して言いたくなるリズムです。訳者の方はこのリズムの存在を知っていたのでしょうか。それとも学校で習わなかったけれども既にそういったレトリックが存在していたのでしょうか。

言葉のリズムって不思議。スウェーデンの森でやりたいことのひとつが「ひとり言葉遊び」なので、ちょっといい知識が仕入れられました。

ビョルネン・ソベル