ビョルネン日報@16年11月04日(金)はれ

16年11月04日(金)はれ。今日一日、お店であったあんなことやこんなことだったり、思ったことなどを綴ります。

今日は、とある選書のご依頼に対して原稿を送りました。まだ詳しく書けませんが、提示いただいた条件の中から「あれにしようか、これにしようか」とか「これはマニアックすぎて紹介できない」など、頭を巡らせるのは面白いです。肩書の1つにスウェーデン絵本屋を名乗っている以上、こういった仕事に対して臨機応変に対応できるようにしていきたいなと思いました。

そういった書き仕事なんかをいただいたときに備えて、こうして毎日くだらないブログ書きを通じて文章力の研鑽(けんさん)を積んでいるわけです。

…まあ、半分は誇張が入ってますが。でもブログを読んで遠くから足を運んでくださったという方のハナシを伺うと、決して無意味では無いなとは思います。驚くようなところからわざわざ来てくださるケースもあるので、それがこのブログ書きの燃料にもなっています。

で、自分の選書が掲載される予定ということは抜きにして、そのメディアはスウェーデンが好きな方には是非読んでほしいもの。とてもとてもクオリティが高いデザイン&濃いスウェーデン情報が掲載されているメディアなので、正式にリリースされる際にはお知らせさせていただきますよ、と。

では、本日お店であった出来事を少々。

クリスマスまではもう少しありますが、当店にとっても最大の盛り上がりを見せなくてはいけないであろうシーズンの一つです。そこで、北欧スウェーデンの冬に欠かせない菓子パンのひとつを本日試作しました。この菓子パンの名前は「ルッセカット(Lussekatt)」といいます。日本語だと「ルシアパン」というらしいです。名前のとおり、正確にはスウェーデンのクリスマスを祝う菓子パンではなくルシア祭を祝う菓子パンです。

まだ当店の参加について公表していいものかどうかを確認していないので名前は伏せますが、とあるイベントにこの菓子パンを予定になっておりまして。そのプロモーション画像の用意をするためにちょっと早めに試作をしてみたわけです。(残念ながら「東京蚤の市」には登場しませんので、あしからず)

店長は吉祥寺でスウェーデン語教室を担当していたときに毎年焼いていたらしく、このルッセカットの香りにクリスマスシーズンを感じるそうです。たしかに家にあったかも。

焼き上げるとこんな感じ。でも、もうちょっとクリスマス時期が近くなったら詳しいことは改めて書くことにしましょう。ルッセカットの色のこととか、ルッセカットの名前のこととか、ルッセカットを食べるルシア祭のこととか。自分は大学のときから文化のことを調べるのは苦手だけど、店長にきいて書きます。いまだにセムラを食べる季節が憶えられない。

先に書いたように、プロモーション写真に使用するので雰囲気を盛り上げようと暗くなってから一人で店の電気を消してロウソクをつけて写真を撮ってみたのですけどね。

なんか、黒い儀式をやっているようになってしまうのでNG。ダメ、ぜったい!

適当に撮ろうとしてもうまくいかないものですね。ロウソクの火なんて白く飛んでしまって写らない。プロのカメラマンってやっぱりすごいんじゃないかと、自分で写真を撮影しているといつも思い知らされます。

さて、ここからはお店に迷い込んできた虫のハナシなので、興味のない方はおやすみなさい。思わず写真にまで撮ってしまった虫のハナシに興味を持っていただける方は、下の「続きを見る」をクリックだったりタップしてください。

ちなみに「スズメ」の名を冠した虫のハナシです。

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mvh ビョルネン・ソベル

リッラ・カッテンの絵本、雑貨、あと雑用を担当。本を読むことよりも、大量に並んだ背表紙や古い本の雰囲気が好き。つまり、あんまり本は読みません。葛飾出身の日本人。インスタグラムは「@lillakattenpaper

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